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大学院入試の経験談①

おはようございます☀️
このページを覗きに来てくださって,ありがとうございます!

私は,現在大学院の農学研究科,修士2年生です.
もともと神戸で同じく農学部に所属し,勉強していました.そして2年前,2022年の夏に,京都の大学院入試を受験し,なんとか合格して2023年から移り,今に至ります.

そもそも,院で大学を変えようと思ったのは,大学受験で第一志望の大学に落ちて,そのリベンジがしたかったからです.
高校時代,それはもう盲目的に,そこの大学に行きたくて,毎日無我夢中で勉強しました.一般入試はもちろん,一足先に実施される,特色入試という試験も受けました.
しかし結果は…ことごとく不合格.

生まれて初めての,完全なる挫折だったと思います.それまでは,なんだかんだ自分の望んだ通りに進めてきていて,「努力すれば必ず自分の思い通りになる」と,どこかで信じて疑わなかったのでしょう.つまり,完全にうぬぼれていました.

試験に落ちて,失意のまま第2志望の大学の後期試験を受け,受かったためそちらの大学に入学しました.今考えれば,第2志望に入れたのだから,大学入試としては,かなり幸運な方だったと思います.
ただ,そのときの私にとっては,今までの努力が全て裏切られて,「これまでの勉強してきた時間って,自分って,なんだったんだろう…」と今まで自分を支えてきたものが一気に崩れ去ってしまいました.
(ふとした時に,涙が出てくる時期が1年くらい続きました笑)

時間が経つにつれ,失望が徐々に,裏切られたことへの怒り(?)に変わり,「院で絶対に入り直して,軌道修正してやる!」という焦燥に駆り立てられ,大学1年生のときから,院入学説明会や研究室訪問に行きまくっていました.

ただ,大学4年間で勉強やサークル,研究室配属などいろいろ経験していく中で,徐々に環境になじみ始め,「この,勝手のわかる大学からわざわざ別のところに今さら行かなくてもいいのでは?」という気持ちも湧いてきました.
正直,そのまま同じ大学で院進学すれば,勝手知っている友人もいて,試験に落ちる心配もしなくてよくて,安泰です.

逆に,他大学への進学は,
「前例が少ない」「試験に落ちるかもしれない」「試験に落ちたら行く場所がなく,『院進浪人』になってしまう」「試験に受かったとしても,内部生の枠を一つ奪ったことになるので.いやな印象を抱かれかねない」「そのため,入学後に友人ができないかもしれない」
と,懸念点がいくらでも浮かんできました.

ただ,ここで夢だった外部院進を諦めてしまったら,4年前に,リベンジを決意した自分に申し訳が立たない…

試験申し込みがくる直前まで,この自分の中の2つの気持ちの間で葛藤していましたが,結局4年前の自分との約束を守ることにしました.ただ,どうしても受かるイメージが自分の中で想像できなかったので,気持ち的にはかなり捨て身だったと思います.

今振り返ると,あのときの決断は,結果的には正解でした.ただ,人は絶えず変わりながら,環境に適応していくものだから,別に4年間の決意に頑なに固執して,自分にわざわざ辛く当たらなくてもよかったのかなー,とも少し思っている今日この頃です.

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