ピルを飲んでいた私ー不妊治療をふりかえる
ピル歴、約10年
そもそも不妊治療に突入する前の話です。
20歳からの約10年間、私はPMS緩和のためにピルを飲んでいました。
初経が9歳と早かった私は、働き始めるころまで長年生理前の不調(PMS)と重い生理痛に悩まされていました。
母が更年期障害の治療のために通っていた婦人科で、私のPMSの症状をそれとなく話したところ今度連れていらっしゃいとなり、20歳で婦人科デビュー。
それからは様々な種類のピルを飲み続けていました。
どの種類のピルでも、私は吐き気などの副作用もなかったのはラッキーでした。副作用でピルを断念する方もいるそうですね。
ルナベルのジェネリックが出たときは、1ヶ月の薬代が安くなって嬉しかった。
最後の3年はヤーズフレックスを飲んでいましたが、世に出回ったばかりだったためか製薬会社に提出する体調管理ノートの記入に協力したりしていました。
ピルを飲むことでPMSや生理痛がまったくなくなったわけではありませんが、婦人科に行く手間や薬代が負担だなぁと思ってサボると体調がきつくなるので、やっぱりピルの効果は絶大。約10年間お世話になりました。
結婚はしたけれど
長い長い道のり(婚活)を経て、白熊っぽい夫と結婚。
2021年夏の、コロナもまだ完全に落ち着いていない時期ということもあり、結婚式はお互いの両親のみを招いてひっそりと。
新婚旅行はいつかそのうち行けたらいいねと、籍を入れた時点では未定。(コロナもあるし、お互い仕事が忙しすぎて長期休みを取りづらいということもあった)
新婚旅行までは子どもを望まずふたりで仲良くすごしましょう♡ということで、結婚してからもピルは飲み続けていました。
そして入籍からそろそろ1年というタイミングでようやく、国内ではありましたが北海道へ1週間、飲みまくり食べまくり観光しまくりの新婚旅行が叶いました。
新婚旅行から帰ってきた直後にピルをやめることにして、かかっていた婦人科では「やめたら、すぐに妊娠できるようになるからね!」と長年お世話になった先生に笑顔で見送っていただきました。
ピルを飲んでいてよかった
ここからあれよあれよと不妊治療に突入することになるのですが、それは次以降くわしく書いていくとして、私は約10年間ピルを飲んでいてよかったと思っています。
ピルを飲んでいると将来妊娠できなくなるんじゃないの?と言われることもありましたが、ピルを飲んでいる間は卵巣が休んでいる状態になるので、その後妊娠したいとなったときに若い状態で妊娠に臨めるそうです。
PMSや生理痛がまったくなくなっていたわけではありませんが(生理3日前の身体がだるい日だけはどうしてもなくならなかった)、私にとって1ヶ月約2000~3000円の価値はありました。
最近はオンラインでピルを処方してもらえるようになったそうですね。(採血どうするんだろう?)
ピル代を負担してくれる会社もあるとか。夫の会社も検討していて、この前も「ピルは月にいくらかかるの?毎月病院に行かなくちゃいけないの?」と聞かれました。
少しずつ、世の中の空気が変わってきているのかなと感じています。