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90年代の「フィルム交換できる写ルンです」を使ってみる

近年の写ルンですやフィルムカメラブームの影響なのか、「フィルム交換できる写ルンです」が様々なメーカーから販売されています。

「フィルム交換できる写ルンです」とは?

まず写ルンですの仕様は以下の通り

ISO感度:400
焦点距離:32mm
シャッタースピード:1/140
F値:f10
撮影距離範囲:1m~無限遠
レンズ:プラスチックレンズ

同じく「レンズ付きフィルム」のKodak FunSaverも仕様はほとんど同じで、ISO感度が800、32mm f9のレンズ、シャッタースピードが1/120となっています。
ここではざっくりと以上のようなスペックのカメラを「フィルム交換できる写ルンです」と呼ぶことにします。
簡単に言えば
ISO400のフィルムを入れて晴れた屋外で撮るのが基本、曇りや室内ではフラッシュ必須なカメラ
です。

現代のフィルム交換できる写ルンです

2022年販売されているフィルム交換できる写ルンですの代表としては、LomographyのSimple Use Film CameraやKodak M35,M38などがあります。
ハーフカメラのKodak Ektar H35も22mm(35mm換算で32mm) f9.5、シャッタースピード1/100なのでこの部類に入ります。

90年代のフィルム交換できる写ルンです

デジタルの時代にフィルムカメラを使う現代とは異なり、フィルムカメラしかない1990年代のフィルム交換できる写ルンですが今回の主役です。
これらのカメラはキャラクターコラボレーションものや雑誌の付録などに見られるため、子供をターゲットとしたカメラだったのかなと思います。

ポチャッコのフィルムカメラと作例

1つ目はポチャッコのフィルムカメラ。

カメラの右下に'89,'95 SANRIOの表記があり、ポチャッコが登場した1989年と、このカメラが発売された1995年の表記と考えられます。
ヤフオクやメルカリを見ているとハローキティやばつ丸などもあります。

フィルム面が湾曲しています。これは現代のフィルム交換できる写ルンですでも見られる構造です。

ピカチュウのフィルムカメラ

続いてピカチュウのフィルムカメラ

このカメラも90年代のようです。調べていると小学館 小学一年生のロゴが入っているものもあり、雑誌の付録などで入手できたのでしょうか。

このピカチュウのカメラ、他のフィルム交換できる写ルンですと異なる点としてストロボがありません!その代わり(?)にホットシューがあり、外付けストロボを装着することができます。
ストロボを省略することでとてもコンパクトです。




2つのカメラも左右の湾曲がすごい、、

フィルムカメラ全盛期はフィルム1本の値段も安かったのでしょうが、1本1,500円くらいする2022年にこの系統でカメラで撮るのもなかなか勇気が必要です…

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