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アートとマッチング

旅行先で美術館にばかり行ったので今回もアートの話。

現代アートのマッチングアプリなんてないかな?現代アートってそのアーティストそのもののような気がする。
ロンドンのTate美術館でこんなものをみた。

“Can art create change?
Is it relevant in a crisis?
How can artists unite a movement?”


アーティストがどのように社会問題に取り組んでいるかをテーマにした10分ドキュメンタリー。四角い部屋で8個ぐらいのプロジェクターを使って、いろんな画像が同時に流されて、途中でインタビューも交えながら進む。

現代アートというと何かと遠い存在に感じる。でも扱っている題材は、テンペラの絵画よりずっとわたしたちに身近なはず。(もちろん抽象的すぎて全くわからない場合も多いけれど。) 

インターネットで常に繋がる現代人にとって、アートに接する機会は増えている。インスタなんて魅力的じゃないとみてもらえないから、結局デザインに凝り始める。(インスタグラマーとかに限らず社会問題について扱うものとかも、読みたいと思わせるようなデザインに。現代社会が直面する問題について簡潔に紹介するインスタは長所と短所もある。) 

こうみたらインスタの投稿も現代アート。使い方は人それぞれ。インスタが利用するアルゴリズムが、現代アートのマッチングの仕事をしてるのか。
インスタのユーザーも個人だったり会社だったりはするけど、一般的なアートも同じよね。インスタグラマーは商品のPRをすることで収入を得て、トレンド形成の重要な部分を担っているというのがちょっと違うのかな。資本主義で、消費社会のアート。

もっとピュアな(というと語弊があるけど)アーティストを集めた場所はないのかな?
私が知らないだけな気がするけれど。

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