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コロナ禍育休でよかったこと

大きな声じゃ言えないけれど、新卒入社以来最も楽しみにしていたことが「育休」だった私。

はじめての緊急事態宣言が発令された去年の今頃は、
何が何でも我が子を守らねば!という使命感と、
期待していたキラキラの「育休」がガラガラと音をたてて崩れていくことへの悔しさとやるせなさでいっぱいでした。

思っていた「育休」とは全く違う形になってしまいましたが、
もうすぐ終わる私の育休、「コロナ禍だからこそ」経験できたことを書きたいと思います。

1.コロナ禍だから出会えたママ友


ママ友とはどこで出会うのだろう?という疑問は新米ママなら持つ疑問だと思いますが、コロナ禍で私は「支援センター」で出会いました。
「支援センターなんて鉄板でしょ」と思われる方も多いと思うので少し補足します。
「支援センター」(地域によって支援センター、児童館、子育て広場など名称いろいろ)は通常であれば開館時間は自由に出入り可能。何時に行っても帰ってもOKです。

私はコロナ前に近所の支援センターを訪れたことがあるのですが、その際出会った先輩親子は「ここで全然お友達ができなくて。みんなどこで遊んでいるんだろう。いつもうちしかいないんです。」とおっしゃっていました。

自由に出入りできるとタイミングが合わないと誰にも会えなかったり、また支援センター以外にも遊べる施設はたくさんあったので、そもそも支援センターに日常的に遊びに来る人も少なかったりします。

しかしコロナ禍。定員を設けて予約制、遊べる時間も限定されていました。
子どもが遊べる施設も限られている中近所の支援センターに行くと…「出会える!」
利用制限があるからこそ同じ時間に通うようになり、お決まりメンバーと遊べるようになりました。また1時間のみの利用に限定されていたので「そろそろ帰りたいけどみんなまだいるし…」みたいに気を使うことがなくちょうどよかったです笑。
コロナ禍でソーシャルディスタンスもあり、ママ同士、程よい距離感でお付き合いできたのもよかったです。仲良くなったママとは短時間でお茶したり(屋外でマスクしてます!)も少しだけできましたよ。

2.他の子どもと自分の子どもを比較しなくて済む

寝返りしたとか、お座りしたとか、ずり這いした、つかまり立ちした等々、
自分の子が周りより少しでも遅かったらやっぱり気になってしまう親心。

子どもサークルが頻繁に行われていて、たくさんの同じくらいの子どもと出会えていたら、
周りの子と比較して悩んだり落ち込んでしまうこともあったかもしれません。

でも、コロナ禍。
コロナ禍で行くところがなく、基本的には親子二人っきり。
他の子と出会えないから、比較もできない!

もちろん育児書などには成長の目安は書いてありますが、
自分の子ども以外の子ををほとんど見たことがなかったのでそれがどういうことなのかイメージできず笑

大人もそうですが、同じ人間はいません。子どもの成長も、苦手も得意も人それぞれ。わかっちゃいるけど他を見てしまったら比べてしまう。

誰にも会えないからこそ比較することもなく、
目の前にいる我が子がただただ「かわいい」と思えたことはとても精神衛生上よかったように思います。

3.コロナ禍だからこそ、工夫して楽しんだ

私のイメージしていた育休は
支援センターや子育てサークルでお友達を作って、お友達のおうちを行き来したりして、子連れでのお出かけスポットにも行って、親子でできる習い事をして、平日のディズニーランドや水族館へ行って…というものでした。

しかし支援センターは利用制限、お友達のおうちは行ったことなし、子連れでのお出かけスポットも緊急事態宣言で休園等、習い事も新規申し込み停止等々、やれることがものすごく制限されました。

最初は悔しくて悔しくて、絶望していましたが、
それでもやれたこと、だからこそやれたこともあります。

①zoomでオンラインママ会
去年の緊急事態宣言中、高校の同級生でママになった子たちと夜オンラインママ会をやりました。
SNS上ではつながりがあるものの、リアルで会おうとはならなかったような友人たちとも「コロナでどこも行けないけど、誰かと話したい!」という思いが共通し、オンラインママ会が実現しました。
コロナ禍じゃなかったら、やらなかったと思います。

②地域のリトミック教室に参加
自治体が運営する親子リトミック教室に3か月だけですが参加できました。
本来であればクラス数も多く、いくつも受講することができるようですが、
コロナの影響でクラス数も定員もかなり制限されていました。
そのため抽選も高倍率となり残念ながら今年に入ってからのクラスは落選してしまいましたが、昨年の秋は3ヶ月間だけ参加することができました。

更衣室の利用も控えていたのでここでママ友はできなかったのですが、
同じクラスに参加する子ども同士の触れ合いがあり、楽しそうに参加する娘を見ることができて嬉しかったです。

③育休中インターンへの参加
育休中は仕事のことは考えたくない、と思っていたのですが
コロナ禍もあり基本的にはスーパーか公園か支援センターくらいしか行けるところがない日々。
ママ友との交流も少ないので大人と話をする機会も少なく、元々おしゃべりだった私が「言葉が出てこない…」という状況に危機感を抱き、
ただ「大人と話ができて、家でもできることは何か」と探して見つけたのが「育休中インターン」でした。

育休中インターンとはお休みしている会社に籍を置いたまま、他社での業務経験ができる仕組みです。インターンなのでお給料は発生せず、なので副業にはあたらないです。

私は「育休中もキャリアをブランクにしないように頑張ろう!」みたいな気概はなく、上記に記した通り
「どこにも行けないし、大人と話したい。想定していた育休と違い過ぎて虚しいから、何かやった感が欲しい。あと長期間働かなさ過ぎて働くってどういうことか忘れたからちょっと思い出したい」程度の理由で始めました。
そのため同じインターン生でも輝かしい経歴を持った方々には「おおお!」と気後れしてしまったりもありましたが、
みんないい人で、仕事のやり方進め方なんかに刺激を受けました。なんか、すごかったです(語彙)。

コロナ禍じゃなければ斜に構えて、絶対やらなかったと思います。

④オンライン講座の受講
コロナ禍でテレワークが推進されていますが、お陰でいろんなことがオンライン化されましたよね。
コロナに関係なく、子どもがいるとなかなか自分の用事で外出し辛いので、それは育休中の私にとっては追い風でした。

受講したのは趣味からキャリアに関することまでいろいろ。

趣味の仲間であり、私のダンスの師匠がオンラインでダンスレッスンをはじめたので月に1~2回参加していました。
その他にもキャリアコンサルトさんとのオンライン相談(しかも無料)をやってみたり、転職エージェントさんともオンラインで話ができたり、今はコーチングを受けたりしています。

コロナ禍じゃなければただなんとなく育休を過ごしていたかもしれませんが、自分と向き合う時間も結果として多くなりました。

私は新卒から1社しか経験がなく、良くも悪くも現職に染まっていたように思います。この育休期間にオンラインですがいろんな方にお会いすることができて、凝り固まっていた考えが解されてきて、楽になったように感じます。

最後に

入社以来ずっとずっと楽しみにしていた育休。
それがコロナのせいで思い描いていたものとは全く違ったものになってしまいました。

もちろんこんなことなかった方がよいに決まっています。
コロナ禍じゃなければどれだけ楽しい育休中だったのだろうと今でも思います。

しかしたくさん書かせていただいたように、
コロナ禍だからこその出会いや、あまりストレスにならずに育児ができたこと、そして自分自身とたくさん向き合えたこと。
思い描いていた育休とは異なるけれど、かわいいかわいい娘と「特別な育休」を過ごすことができたと思います。

これから育休を迎える方もあまり落胆せず、是非楽しめる方法をいろいろ探してみて欲しいと思います!

それでもやっぱり、コロナ禍じゃない育休過ごしてみたかったな~
(2人目の時に期待…!)

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