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流線

どこまでも
鳴り止まない和音
幾重にも重なり
途切れることなく
頭の中を埋めつくす

それは肌の下にも入り込む
皮膚がはがれ落ちて
身体は離ればなれ
僕も和音の一部になった

気がつけば草原の上
重い手と足
頬に夜風を感じる
隙間の中に放り込まれて
寂しくて
考えごとばかり

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