日記　船の旅　2023/02/16

毎月16日は近所のお寺の晨朝の日。朝5:30に起き6:00にお寺へ。今朝は寒いけど星がすごいきれいだった。
お経を唱えて坊さんの話を聞き、最後にお茶を飲みながらおしゃべり。
今日は死や死体への捉え方、についての話しだった。
亡くなった方が寝た布団を自分は使えるか？という話しで、確かにその布団で寝たいとは思わないが、それは無意識のうちに亡くなった方を穢れとして見ていないか？という問いでもあった。

いい朝日

浄土真宗では念仏を唱えるものは全て亡くなると仏になるという捉え方だ。何も恐れることもないはずだが、やはり未知なる死に対して、私たちは恐れや不安を抱いているのだ。

終わった後、じいちゃんに見てきてと言われていた迦陵頻伽を教えてもらった。陶器でできてるのか？と思うほどきれいだったが、木造でできていて、数年前に塗り直したらしい。


お寺から帰り、朝ドラを見て彼に渡すバレンタインを箱に詰めて、身支度とごはん。おじいちゃんに、おばあちゃんが亡くなった時の布団はどうしたかを聞き、その流れで当時精神安定剤を1週間ほど飲んでいたと聞いた。
いつも笑顔でピンピンしていたおばあちゃんの死はあまりにも突然で、高校生の私は当時自分の悲しみで一杯いっぱいだったから、おじいちゃんの様子まで覚えていないけど、おじいちゃんの悲しみとショックは計り知れないものだっただろうな、と感じた。
愛する人、いつもそばにいた人、これから一緒に過ごす未来を描いていた人が突然いなくなるなんて。
とても耐えられない。

歪な形のバレンタイン

9:30からは英会話。
そこから旅の支度をして、おじいちゃんにいってきますの挨拶をして駅へ。
小倉までの3時間は意外と長くて少し疲れた。でも色んな土地の景色を見れて良かった。


小倉駅は久しぶりで少し興奮した。馴染みのシロヤへ直行！オムレットが35円から50円に値上がりしてて驚いた。それでも安いほうか。

シロヤのオムレット

下関に住んでいた時、いつも服を買う時はリバーウォークまで行っていたけど、今は駅ビルにお店いっぱいあるな〜と思った。
今や当たり前だけど、駅にショッピングモールができるのは必然的だったんだなと感じた。

小倉駅から門司港へ。意外と遠かったな。
1時間ぐらいかかったかも。
海のすぐ向こうは自分が育った下関、またいつか行きたいな。でも夕暮れのもの寂しさを感じて、少し寂しくなった。


フェリーは本当に最高。
ベッドに荷物をおいて、人が少ないうちにお風呂へ！露天風呂、風はあったけどめちゃめちゃ気持ちよかった…天国かな？

そこからレストランでごはんを食べようと思ったら、ロビーで楽しそうに飲み食いしてたおじちゃんたちに話しかけられて、ジュースを奢ってもらった。高村さん、さくらださん、佐藤さん。みんなトラックの運転手らしい。
朝は6時頃お風呂にはいったら明石海峡大橋が見えると教えてくれた！
何気ないおしゃべりをしただけで、おかげさまで、いい出会いと楽しい時間を過ごせた。

食堂で鹿児島ハイボールと、唐揚げと、明太子入りの卵焼きを食べる。売店でなくなりそうだった洗顔の補充とめんべい、食後のハーゲンダッツを買う。
全部旅行支援のクーポンでまかなえて、お腹も心もすごく満足。
最高の船旅で、最高の旅の始まり！これから4日間楽しむぞ〜！ほんとにいい一日だった。

私のiPhoneのメモより。