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私が見た新疆ウイグル自治区③ トルファン

2016年11月に訪れた新疆ウイグル自治区。今回紹介するのは、トルファン(吐魯番/Turfan)。もうかなりの時が経つが、今更ながら更新してみる。

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砂漠、遺跡、火焔山など広大な盆地が広がる地域。世界は広い..と何度も感じさせられる場所だ。

私が訪れたのは、

①交河故城

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②蘇公塔

調べたところ、ウイグルに現存する最も古い塔らしい。イスラム様式で礼拝所にもなっている。

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中はこんな感じ。

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③カレーズ

写真は消えてしまったが、天山山脈の雪解け水が流れる地下道。


④砂漠

(場所は忘れた..)入り口にいたラクダ遣い(?)のおじちゃん。乗ってくか?と言われた。ラクダが可哀想だったことは覚えている。

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⑤火焔山

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到着したのは日が落ちた後で、暗くなっているところだった。西遊記を見ていれば、もっと感動したのかも。


トルファンを歩いて、走って

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トルファンは葡萄農園が多く、とても美味しい。

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私が訪れたのは11月の寒い季節だったため、葡萄農園は閉まっているところが多かった。この季節に食べる葡萄でさえ安くて甘くジューシーなのに、シーズンの頃はどれだけ美味しいのか..と思った。

また、道端で売られていたナンが、これまで食べたナンの中で一番美味しくて感動した。焼きたてで温かく、砂糖がまぶされていてほんのり甘い。この味は今でも忘れられない。

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ウイグル語の看板

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トルファンでは、ひとり100元ほどでタクシーのチャーターを使った。行きたい場所を伝え、トルファンの各所を案内してもらった。市街地のような人が集まる場所にはバスが通っていたが、観光地に行くには不便だった。

タクシーのおじちゃんは、目はぱっちりで鼻も高く、ウイグルにきてから私が目にしたウイグル人の顔立ちに近かったので、少数民族かと思ったが「漢族だ」と言っていた。タクシーの鏡には共産党員の顔がイラストで書かれたキーホルダーが掛けられており、中国共産党に誇りを持っているように感じた。

移動する道中で会ったおじいちゃんに道を尋ねていたが、この時はしっかりウイグル語で会話していた。(写真は動画の切り抜き)

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トルファンで採掘されている資源

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火焔山に向かう途中、オレンジ色の重機がたくさん現れた。どうやら石油採掘の風景で、「中国の石油の80%は新疆で採れるんだ」とタクシーのおじちゃんが自慢げに教えてくれた。この辺りには、トルファンからハミ(哈密)に広がるトゥハ油田という油田があり、石油やガスを産出しているらしい。新疆三大油田のうちの一つだ。

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風力発電の風車も、かなりの数がそこら中に広がっていた。

トルファンからウルムチへ移動

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この時期は気温差がかなりあり、夜は氷点下になることも。トルファンからウルムチに戻ると、雪が積もっていた。「初日に天山に登っていて良かったね。もう通行止めになってるよ」と言われたのを覚えている。

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泊まっていたゲストハウスで、中国人が火鍋をしていた。「座りなよ〜」と誘ってくれて一緒に食べさせてもらった。四川、重慶、香港など中国各地から仕事や旅でここに集まっていた。みんな、どんな想いで、どんな経緯でここに辿り着いたのだろうか。この時にもっと中国語で会話ができていたら、色んな話を聞いてみたかったなあと少し悔やんでいる。

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