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知っておきたい!!借入の超基礎知識  '資金調達'

こんな風にお悩みになったことはありませんか❔

「新しい店舗を出したいけど、開店資金が足りない・・。」「資金繰りがうまくいかなくて、今後の事業が心配・・。」等々

経営に必要なお金が足りない🙈💦というお悩みです。

これらの解決策は、一言でいうと・・・                  

「必要な資金を調達する」です!

「知っておきたい!!借入の超基礎知識」と題して、銀行🏦からの借入をメインにシリーズでご紹介したいと思います。

このシリーズを通じて資金調達への理解を深めていただき、皆様一人ひとりがご納得できる借入の方法をお選びいただければと存じます😊

*資金調達の方法

さて、今回はシリーズ第1弾として借入とそれ以外の資金調達の方法についてお話しします。

資金調達の方法と言われて、パッと頭に思い浮かぶのは何でしょう❓    

それでは、一緒に見ていきましょう!👀

資金調達の方法は、大きく分けて3つあります。             

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これら3つの調達方法が、貸借対照表の中のどれに属するのかもあわせて見ていきます。                            貸借対照表は大きく3つの窓に分かれています。           【資産の部】・【負債の部】【純資産の部】という窓です。          これら資金調達の方法は☟貸借対照表の右側の【負債の部】・【純資産の部】のいずれかに属します。

第5回 資金調達

 

  ①借入(他人資本)

1つめは借入で資金を調達する方法です。

銀行からお金を借りる⇒長期借入金が増える🆙ということになります。
(中小企業で一般的な資金調達の方法が、この借入となります。)

外部(=他人)からお金を調達するので、他人資本ともいわれます。

*借入は、貸借対照表の負債の部に属します☟

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  ②増資(自己資本)

2つめは増資で資金を調達する方法です。                   資本金とは、会社を設立する時に用意した元手のこと。           増資とは、その資本金を増やす🆙ことをいいます。

オーナーさんがご自身のお金を会社に入れるというイメージですね😄  個人のお金なので難しい手続き等は不要ですが、潤沢な資金を用意するという意味では難しいかと思います💦

*内部(=自己)で用意するお金なので、自己資本とも言われます。

資本は、貸借対照表の純資産の部に属します☟

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  ③繰越利益剰余金(自己資本) 

3つめは利益で資金を調達する方法です。                   利益剰余金とは経営で稼いだ利益です。 

過年度の利益がここに毎年積みあがっていきます。

本業の利益を増やす🆙                         ▼                                 利益剰余金を増やす🆙                                 ▼                                 結果、資金が増える🆙、に繋がります。                  経営がうまくいっていると、勿論この利益剰余金が増えてきます。
ここの数字は売上・利益がどれだけ出ているかを示しています。

内部(=自己)で用意するお金なので、自己資本とも言われます。

繰越利益剰余金も、貸借対照表の純資産の部に属します☟

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  ④新規出店したい時の資金調達は❔

繰越利益剰余金(事業で稼いだ資金)のお話をしましたが、                            「銀行からの借入には抵抗があるので、事業で稼いだお金を元手に新しい店舗を出店しよう!」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、それはちょっとお待ちください! ✊

必要な資金を利益剰余金で調達するには相当な時間がかかります。

というのも、、、                          接骨院の経営は年間売上の10%が利益となれば理想的といわれています✨       ただ、法人税等の税金を支払った後には、利益がさらに減ってしまうので、最終的に売上の5-6%程しか利益が残りません😴


イメージしやすいように、具体的な金額で考えてみましょう🙋  

🧮毎月の売上が300万円の場合、年間の利益剰余金は一体いくら🧮

300万円/月(売上) ✖ 12カ月 ✖ 5%(利益)= 180万円

▶▶▶1年間に180万円、資金が貯まります。                利益剰余金は180万ということですね。


接骨院の新規出店費用の目安は1,000~1,200万円程度といわれています。

🖩 その場合、新規出店するにはどれくらいの期間がかかる🖩 

1,200万円 (出店費用)➗ 180万円(利益剰余金) = 6.6年

                                                                        (*減価償却費を加味しない場合)


▶▶というように、出店費用を用意するまでに6-7年かかってしまいます⏲(しかも、これは経営がうまくいっている場合の計算です)            ちょっと長期的な出店計画になりますね😅


ということは、

  🔺:利益をあげて、お金をコツコツ貯める。

よりも!

  :銀行から借入をして、お金を調達する。
     ⇒こちらの方が短期間で十分な資金の調達が可能となります。


*まとめ

この度は、資金調達の方法についてお話しいたしました。          
それぞれの特徴をおさらいしましょう^^

借入
   ・外部(他人)から資金を手配します。
   ・短期間で十分な資金の調達が可能(ただし、必要書類の準備が必要)

増資
   ・
内部(自分)で資金を手配します。
   ・オーナーさん個人からの出資なので、                                                               
潤沢な資金の用意が難しいことも・・・。

利益剰余金
   ・内部(自分)で資金を手配します。
   ・利益を貯める必要があり、短期間で十分な資金の用意は難しい❔    
 

「知っておきたい!!借入の超基礎知識 第1弾」いかがでしたでしょうか。借入以外の資金の種類・特徴を知ることによって、皆様のニーズに沿った資金の調達方法をご選択頂ければ幸いです^^


*予告                               「知っておきたい!!借入の超基礎知識 第2弾」            皆様、借入と一口に言っても「借りやすい資金」・「借りにくい資金」があるのはご存知でしょうか。資金にもその目的によって種類があるのです!次回はこれら資金についてご紹介いたします!              楽しみになさっていてくださいね♬

今回は以上となります。                        ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました!^^ 


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