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INSIDE, OUTSIDE

先日、母校(中高一貫校)の文化祭に行きました。
コロナ後、3年ぶりの通常開催ということもあり、大変多くの来訪者がいらっしゃいました。私自身も高校を卒業してから初めての文化祭でした。沢山の先生方、先輩と再会することができ、とても懐かしい気持ちになりました。9月のレポートでは母校の文化祭での気づきとその学びについて共有したいと思います。

まず、母校の基本的な情報を共有させていただきます。
1. 中高一貫校
2. 女子校
3. 一学年240名(6クラス)✖︎6学年の計1440名程が在籍している
4. 6クラス中、帰国生のクラスが1クラスある。
5. クラスは3つのレベルに分かれている。

中高一貫校ということもあり、先生方の入れ替わりはあまりないため、文化祭では非常に多くの先生方にお会いすることができました。在籍時、私は非常に多くの事に挑戦していた(部活、有志団体、勉強、留学 etc)分、先生方や先輩との交流も多く、知り合いと再会する度に当時の事を語り合っていました。その中でも、中学1年時より指導してくださった先生と再会した際に、私に関係のある資料を持ってきてくださいました。それらの中には有志団体での活動や私が受験勉強の時に使っていた教科書、学校代表として留学していた時の月一のレポートなどどれも懐かしいものばかりでした。それらを見ていると、先生が「君の行動力、成長していく姿には毎回驚かされたよ」と言ってくださいました。その言葉を聞き、以下2つのこと(INSIDEとOUTSIDE)に気付かされました。

INSIDE

まず、中高の時の記憶や忘れかけていた当時の感情が鮮明に蘇ってきました。
中学2年時に有志団体で出会った先輩達のようになりたいと思い、そこから様々なことに挑戦、自分を変えていく楽しさを学んだこと
中学3年時に1年留学のための校長面接に合格し、校長先生が両親を説得してくださった時の嬉しさ、
高校1年時の留学期間中、文化の違いに戸惑ったこと、
高校2年時、3年時、早稲田大学国際教養学部に合格するために仲間と一緒に勉強していたこと、
など様々なことを思い出しました。
今思えば、「兎に角目の前にあるチャンスを掴み、自分のものにする事」を続け、自分自身を大きく成長させることができた6年間だったと感じます。そのために、「できるだけ挑戦をすること」「何か迷ったら敢えて難しい方を選択すること」。この2点だけを決め、守り続けた6年間であったなと感じます。何かに挑戦する時、不安が全く無かった訳ではなく、「今回はやめておこうかな」などと迷った瞬間も何度もありましたが、挑戦し続け、周りに支えられながら充実した6年間であったと思います。だからもし今、当時の自分に会えたとしたら「勇気を持って一歩を踏み出してくれて本当にありがとう」と伝えたいです。当時、「これだけやったから上手く行った」という成功体験が自分の中にあるからこそ、何か大変なことがある時でも当時の自分を思い出し、今日まで踏ん張ることができているように思います。
母校での6年間は文字通り青春の全てだったと思いますし、それらが私の原風景となり、今後もずっと私を支えてくれるように思います。

OUTSIDE

しかし今回母校を訪れ、上記に追加して強く感じたことがあります。
それは「周りの人の支えがあって、周りの人も自分の可能性を信じてくれたからこそ今の自分がいる」ということです。当時の私は目の前のチャンスを掴み、それを今後の自分の目標達成の足掛かりにすることに必死で、OUTSIDE(自分の周りの環境)に充分に目を向ける事ができていなかったように思います。またアルバイトもしたことがなく、正直、「自分がなぜ、またどのように恵まれているのか」を知ることができませんでした。しかし、大学に入学し、さらに沢山の人々、大きな世界を見、様々な経験をしてきた(アルバイト、サークル、インターン、ビジネスコンテスト出場 etc…)今ならはっきり分かります。私が一つ一つの目標を達成できた背景には、また自分で自分のやりたい事、目標を見つけ選択することができた背景には、「明日の事を何も心配せずに自分の好きなこと、やりたいことに集中できる環境」、「自分のやりたい!と思うことを何の躊躇いもなく、両親や先生に相談することができたこと」。この2つが常にあったからこそ、叶えられることができたものだったのだと思います。

その一方で、中高6年間と比較した上で、大学4年間を振り返ると私はどのように成長することができたのだろうかと考えさせられました。大学生になった2020年から今に至るまで様々な活動をし、それら全てが上手く行ったわけではないけれど、総じて考えると、高校生の時に想像していたなりたい自分に少しは近づいているのかもしれないと感じました。
社会人として働き始めても様々な事があり、楽しいことばかりではないかもしれませんが、いつか振り返った時に
1. 「あの時この選択をしてくれてありがとう」と自分自身に対して心から思えるよう、
2. 周りの支えがあるから今日までの自分がいるとしっかりと考えられるよう
しっかり日々を過ごして行きたいと思いました。


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