ちょっとまって もう待てないんだね でもまってまって 独りでいかないで もう会うことはないだろう と もう二度と会えない がこんなにも違うなんて また会う勇気はなかったよ でもずっと気になっていたよ なんでもないときの夢にも出てくるし 暗証番号は未だに君との記念日 わたしは わたしは ちゃんとあなたが必要だったよ あなたは こんな私にすら思いを馳せられて きっと 違う誰かからも… なのに どうして寂しさに打ち拉がれて もう二度と会えない世界へいってしまったの
何十年とかけて開いた心の扉を また閉めてしまった。 でもひとつ分かったことは 私の心の扉のカギは「隠し事」だった。 もう嘘をついて生きるのがしんどい そう思って生きたこの数年 とても生きやすく 楽だった パートナーにも言えなかった 今回の大切な人の死 さらっと言うのは簡単だけれど どうしても大切にしておきたくて 言わないと決めた瞬間に 私の心の扉は再び閉まってしまった 私が閉めたんじゃない ゆっくりと閉まってしまった また前の私に戻るのかなぁ 水中に溺れていく感覚
本当は笑っていない だれかに嫌われないように いつも人の目を気にしながら だれにも失礼のないように言葉をえらんで お世辞と笑顔で生きている そんな可哀想な人間じゃないと 認めていなかっただけだ いつだれといても傷がつく 強くなればなるほど 不安が大きくなる 本当は一生この家で 引きこもって生きたい だれにも会いたくない 愛想笑いをしたくない 私は弱くありたい そのままの自分で 弱いままで 心のままに 生きていきたい そう思っていたら死にたくなった
父親を失った 母親に嫌われた 育ての祖母は出て行った 兄と弟は可愛がられた なぜ なぜ なぜ だから友人に嫌われないように 不良ぶったりギャルぶったり 私は真面目なのだ 神経質で完璧主義なのだ だから相手を騙せるほど自分を偽れるのだ 偽る自分もいない 自分の中に自分がいない 私はだれなのか この体はなんなんだろうか ただあの人に手をつないでもらった時 私は自分の時間が赤子で止まっていることに気づいた いい子だよいい子だよ そう言われて手をつないだ 私はあの手を知
苦しんでいても 病んでいても 命が尽きそうでも 私はなにも感じない なのに人に嫌われるのが怖くて だれも傷つけず自己犠牲に生きている 私の優しさは偽善 私のいい人は都合のいい人 あぁ時間の無駄だ 私の良さは、知らない子どもを傷つけたくないと思う心 街ゆく人をふいに助けてしまうところ あとは何にもない 守りたいものは自分の子どもだけ なのにどうして愛想笑いしてしまうんだろう 冷徹のまま生きられないんだろう 私には傷があって 友人が命を落として 友人の子が亡くな
弱くて弱くて弱い私だけど 本当は強くなりたい ネガティブだけど ポジティブになりたい 真面目で完璧主義だけど 大らかで朗らかでありたい 愛想笑いとお世辞で生きているけど 大切なものを守れる信頼できる人になりたい 断れないだけの人付き合い いい人じゃなくて都合のいい人 相手にすぐ染まり楽してしまうところ 透明人間のような自分 探しても探してもみつからない自分 全部やめたい 本当は強くなりたいんだ 2024.2.14
