沈んでいく(過去日記)

何十年とかけて開いた心の扉を
また閉めてしまった。

でもひとつ分かったことは
私の心の扉のカギは「隠し事」だった。

もう嘘をついて生きるのがしんどい
そう思って生きたこの数年
とても生きやすく 楽だった

パートナーにも言えなかった
今回の大切な人の死
さらっと言うのは簡単だけれど
どうしても大切にしておきたくて
言わないと決めた瞬間に
私の心の扉は再び閉まってしまった
私が閉めたんじゃない
ゆっくりと閉まってしまった

また前の私に戻るのかなぁ
水中に溺れていく感覚

でもなぜかパートナーに
笑顔を向け、イライラは減り
優しく寛容になれている

不思議

心の扉を開けているときは
相手の一言一句に感情的になり
何故こうしてくれないの?と

私たちは一心同体だと迷惑な勘違いをしていた
尊敬していたはずが
期待しすぎ求めすぎて
それを怒りにしか変換できていなかった


「隠し事」で心の扉を閉めたことで
あなたと私は別人になり
あなたを尊重できるようになるのかもしれない

心の距離は遠くなってしまうけれど
案外平和なのかもしれない

いつぶりだろう
心がずしんと重たいまま
自分を責めている方が楽に生きられる感覚

これが私の青春だった
これが私なのだ

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