「🚬タバコの喫煙欲求と🍺アルコール・食べ物の関係」の研究報告をまとめてみました❗
最近は、飲食店の多くが🚭「禁煙」となっています。
飲み会の際に、喫煙者が ゛🚬タバコ吸いに席を離れる゛時がありますね。 今回、「喫煙とアルコール・食べ物の関係」を調べた研究報告(京都女子大)があり、その研究結果を簡単にまとめてみました。
結論から言うと
①紙巻きタバコや加熱式タバコの喫煙者が、食べたり飲んだりすると
タバコを吸いたくなる飲食品は「ビール等のアルコール飲料、コーヒー、
脂肪の多い食品」。
②タバコを吸いたくなくなる飲食品は「果物や乳製品」です。
📝 研究のまとめ
<試験参加者>
非喫煙者 178人、紙巻きタバコ喫煙者 242人、加熱式タバコ喫煙者 237人の計 657人(40~69歳)で、男性 322人(平均年齢53歳)、女性 335人(同52歳)。
<研究方法>
食事の調査は「簡易型自記式食事歴法質問票」と言う用紙で、一般的な
58種類の食品摂取量をアンケート調査。
喫煙者には「摂取するとタバコを吸いたくなるか否か、どちらでもないか」を各食品・味(甘い、苦い、辛いなど9種)・調味料(砂糖、塩、酢など7種)・調理方法(揚げる、炒める、煮るなど7種)・料理のカテゴリー(和食、中華、西洋、韓国料理)の各々を質問する形式。
<アルコール摂取量🍺>
🔹非喫煙者 ➡ 10.3mL/日
🔸紙巻きタバコ ➡ 76.6mL、加熱式タバコ ➡ 39.4mL/日と
喫煙者がアルコール摂取量が多かった。
<乳製品の摂取量>
🔹非喫煙者 ➡ 76.3g/日
🔸紙巻きタバコ ➡ 48.2g/日、加熱式タバコ➡57.6g/日。
果物でも(同順に46.4g、22..2g、31.4g/日)であった。
<研究結果>
🔸最もタバコを吸いたくなる飲食品(%:回答割合)
➡ 🍺ビール(78%)、🍶日本酒(64.9%)、🍷ワイン(58%)
☕ブラックコーヒー(65.6%)、焼き肉(44%)、ラーメン(33.3%)。
🔸最もタバコを吸いたくなる味・調理法など(%:回答割合)
➡ 味は油脂味(33.3%)
➡ 調理方法は揚げ物(30.9%)
➡ 調味料はソース(13%)
➡ 料理カテゴリーは中華料理(42.9%)。
🔸タバコを吸いたく無くなる飲食品は、果物や乳製品が上位。
🔸加熱式タバコと紙巻きタバコ喫煙者間を比較
摂取するとタバコが吸いたくなる割合(%:回答割合)
➡ ラーメン(加熱式タバコ38.4% vs 紙巻きタバコ28.5%)
➡ 焼き肉(48.9 vs 39.3%)
➡ 辛味(35.6% vs 23.3%)
➡ 油脂味(38.4% vs 28.5%)
加熱式タバコ喫煙者の方が ゛刺激の強い食品や油脂の多い食品の摂取゛
を好む結果になりました。
果物や乳製品に含まれるリンゴ酸、クエン酸等は、唾液pHに影響して
タバコのニコチンの吸収を低下させることから、喫煙者は避ける様です。
🚬タバコに含まれるタールやニコチンは、 アルコールに溶けやすい
性質を持っています。アルコールの飲み過ぎと喫煙はそれぞれが癌の要因
です。「飲みながら吸う」リスクを考えて、アルコールは「適量」、出来
れば「禁煙」にチャレンジしましょう❗
📝京都女子大学家政学部食物栄養学科の三好希帆ら
Tobacco Induced Diseases(1月5日)に掲載
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