🌞日焼けと日焼け防止、読んでみて下さい❗

1年のうち、紫外線が最も強くなるのは、これからの7～8月です。
紫外線は体内でビタミンDの生成に関係することからある程度浴びる事は
必要です。しかし、日光（太陽光🌞）には赤外線・可視光線・紫外線が
含まれ、紫外線は波長の長さによりUVA・UVB・UVCの3種類です。
UVCは地表には届かず、肌の日焼けに関係しているのは、UVAとUVBに
なります。
　UVAは、日差しを浴びた後、肌が黒くなるに関係する紫外線です。
太陽🌞から届く紫外線の約9割を占め、肌の奥の真皮にまで侵入し、肌の
ハリや弾力を失わせる原因になります。肌を黒くなるのは、メラニンを生成して色素沈着をすることで、UVAが皮膚の奥深くまで浸透することから守ろうとする皮膚の防衛反応なのです。
　何年も紫外線を浴びていると、光老化と呼ばれる肌の老化現象が起こります。光老化の特長は、肌が硬くゴワゴワし、深いシワが刻まれ、紫外線の影響を受けやすい高地ヒマラヤやネパールの住民は、こうした症状が多く見られがちです。
　一方、UVBは、太陽から届く紫外線の約1割と量は少ないのですが、肌への作用が強く、肌を赤くしたり、水膨れができたりする炎症（サンバーン🥵）や、数日後に肌が黒くなる（サンタン）を引き起こすことがあります。
　肌の老化は加齢によるものと思われがちですが、加齢による肌老化は2割程度で、残りの8割は紫外線などの影響による「光老化」です。
　日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線から肌を守りましょう。
日焼け止めを選ぶときには、製品に記載されているSPFとPAの表示を参考にしましょう。
SPFとは、Sun Protection Factorの略で、UVBに対する防止効果を示す数値（2〜50、50＋）で、数値が大きいほどその防止力が高まります。
PAとは、Protection Grade of UVAの略で、UVAに対する防止効果を示すもの（PA＋〜PA＋＋＋＋の4段階）で、「＋」が多いほど防止力が高まります。
・散歩やちょっとしたお買い物など日常生活 ➡ SPF5〜20、PA＋＋
・屋外での軽いスポーツやレジャー ➡ SPF30以上、PA＋＋＋
・炎天下でのお出かけ⛱️やマリンスポーツ🏄 ➡ SPF50以上、PA＋＋＋＋

　一日のうちで午前10時～午後2時頃が、一番紫外線量が強くなります。
子供の肌は、皮脂分泌量が少ないうえに、日焼けによるバリア機能の低下
が重なると乾燥しやすくなり、わずかな刺激にも敏感になることがあります。日焼けでは肌表面だけでなく身体の水分も不足になりがち、しっかり
水分🫗を取るよう気を付けて下さい。
👒帽子のつばが7cm以上あると、紫外線の6割をカットできると言われています。是非、帽子をかぶせて下さい。

🟡日焼け後のケアは、患部を冷やす & 保湿です。
日焼けした箇所に、冷水で濡らしたタオルや薄手の布でくるんだ保冷剤などを当てます。肌のほてりが取れ、ひんやり感じる位にクールダウンできたら、化粧水や乳液・クリームなどで保湿します。子供の日焼けも同じ様に患部の冷却と保湿を行って下さい。
　ひどい痛みがあったり、水ぶくれができた場合は、皮膚科の受診をして
下さい。なお、水ぶくれは潰さないように、潰したところから雑菌が入り
炎症が悪化するおそれがあります。
＜参考＞　日本小児皮膚科学会HPから
Q：こどもは日光に当たらないと、骨が丈夫にならないと聞きましたが？
A：骨を作るために必要な栄養素ビタミンDを作るためには、日光に当たる
ことが必要ですが、そのためには、1日のうちで手の甲が15分日光に当たる程度で十分です。普通の散歩や買い物程度を行っていれば大丈夫です。

🟢日焼けした肌のダメージを回復させる食べ物の例
新鮮な野菜と果物で、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3つ。
ACE (エース)と覚えて下さい。
🔸ビタミンA ➡ 皮膚や粘膜を保護する働きや抗酸化作用で老化予防。
多く含まれる食品は、かぼちゃ・にんじん🥕・トマトなどの緑黄色野菜
🔸ビタミンC ➡ メラニン色素の過剰生成を抑制し、シミ・そばかす・くすみなどを予防、コラーゲンの生成を助ける。
多く含まれる食品は、ブロッコリー🥦・ピーマン・えんどう、グレープフルーツ・オレンジ、キウイフルーツ🥝・いちご🍓など
🔸ビタミンE ➡ 血流が良くなることで、肌の新陳代謝を高める。
多く含まれる食品は、アボカド🥑・大豆・ごま・ナッツなど