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夢の中へ、夢の外で。

懐かしい人が出てくる夢を見ました。
どうしようもないあの頃の感情をふわりと抱えたわたしが夢の中にいました。
未だに、あの頃に対して何かを思っているから夢に出てくるのか。
そんなことを思うと、恐ろしかった。
たかが夢であり、されど夢なんです。
でも、たかが夢。

夢の中でのわたしはあの頃よりもずっと、楽しそうで、すごく綺麗なものを抱えていました。
寝起きに花粉症で擦りすぎた鼻の代償による鼻血を垂らしながら、さっきの夢を冷静に思い返してました。
多分、やっと昇華しきれたのだと思います。
すごくいい思い出として、あの頃の綺麗な部分だけを残して…。

こうして大人になっていく。
こうして環境に慣れていく。
こうして強くなるのだと、感じました。

この1年で一気に環境が変わりました。そして、変化はもう少し続きそうです。
その中で、どれだけうまく対応できたのか。
どれだけ誠実に対応できたのか。
わたしには、わからないです。きっと、できていないでしょう。
わたしの薄情さが存分に出た場面や謎に鉄人の強さになった場面も、逆にひどく弱く脆い部分が出た場面もたくさんあった気がします。
それでも、死なずに生き延びた自分を褒めたいものです。

生きているとそれなりに、慣れてくるみたいなので。

水曜日のカンパネラに似ていると、最近言われましたが、
水曜日のカンパネラはわからないし、「一休さん」でちゃんとしたイメージは止まっているし、特に親しくもない人に言われました。
昔なら苦笑いで終わってたところをうまく知っている風に会話を乱さずに切り抜けることができたのです。
こういうこと。少しずつ生きることに慣れてきました。

(水曜日のカンパネラは世代交代していたし、インスタかyoutubeでよく聞く音楽を歌っている可愛らしさのある女の子でした。普通にうれしいですね。)

またいつか、夢で。
またいつか、どこかで。
縁のある人たちに出会える日が楽しみなものです。

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