「年収の壁」解消へ
岸田首相は1日の衆議院会議で「年収の壁」の解消に向け、制度を見直す意向を表明した。被扶養者のパート従業員らが働く時間を抑える一因を解消することが目的である。岸田首相は「パートタイムや非正規雇用の労働者が希望に応じて収入を増やせることが重要だ。幅広く対応を検討する。」と述べた。上限を気にせず就労時間を増やせる環境の整備や女性登用の拡大を支援する狙いである。社会保険制度や税制の改革が長年の懸念であり、それに伴い、労使双方に新たな負担が発生することが見込まれさらに軽減策も課題となっ