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やっぱ本当に思ったことしか、書けないよ
noteを書き始めてから、少し経った。書いてみて分かったことは、自分が本当に思ったことや感じたことしか、書けないということだ。
私は、趣味が読書なのでこれまでいろんな分野の本を、読んできた。読書だけで学んだ知識をnoteでまとめるということも考えたのだが、いざやってみると、どうしてもキーボードを打つ手が止まってしまう。
自分が実際に体験したことに関する知識なら、スラスラと書ける。だけどテスト勉強で詰め込んだ知識みたいに、実生活で活かしたことのない知識だと、書くのがとてもしんどい。。
人間は自分の感情が強く揺さぶられる体験や知識ほど、記憶に残りやすいらしい。(これは、本を読んで知った。こういう生きていくのに必要な知識は、覚えやすい。効率的にテスト勉強するために、できるだけ感情を出して記憶に残りやすいようにしていた。)
感情に訴えかける情報を、人間の脳が大事だと判断して記憶するからだ。みなさんも心当たりがあると思う。嬉しすぎて有頂天になったこと、穴に入りたいほど恥ずかしい出来事などは、今でも記憶に残っているに違いない。
あと感情のこもっている文章の方が、読者が読んでいて面白いと感じてくれると思う。感情のこもった歌の方が、聴き手が感動するのと同じように。
ただ、自分の気持ちを全面に出すあまり、客観性が無くなった文章にならないように気をつけたい。自分が感じたことを、多くの人が読んで分かるように文章化することは大切だ。
せっかく時間をとって読んでくれたのだから、何か読者にお返しできるような文章にしたいから。ここに書き手の力量が問われるのだと思うが、読者の反応も見ながら、これから書いていく中で自分の文章力を上げていきたい。
そして「自分の思ったことしか書けない」ということが分かって、嬉しかったことがある。それは、ネガティブな出来事を、以前より受け入れやすくなったことだ。
嫌なことがあっても、それがnoteを書くときのネタになると、思えるようになったのだ。
心を大きく揺さぶるほど嫌な出来事を、どのように面白く調理してやろうかと想像できると、これから起こるかもしれない嫌なことに対して、どっしりと構えられる。
曲や絵でもネガティブな感情を表現することがあるのと同じように、文章でもネガティブな感情を、読者にとって何か良い方向に昇華させることができると思う。
どんな出来事でも文章化して投稿できるnoteに出会えて本当に嬉しいし、幸いなことに私のnoteを見てくれる方もいる。一人でも読んでくれる方がいるだけで、書く意欲が湧いてくるのを、noteを始めてから知った。
私のnoteでは読書で学んだことを書くこともあるが、もちろんその知識は、私が実際に使ってみて役立ったものだけにする。だって、自分が本当に良いと思ったことしか、広めたくないから。
自分が試した事のないものを、他人にオススメするなんてことは、無責任だと思う。その人自身が責められるリスクを取っていないのにしてくるアドバイスには、注意した方がいいと思う。(アドバイスが間違っていても、言った本人には何も損害がないような状態だと、その人が適当なアドバイスをする可能性が高い。)
noteで文章を書くために、まずは自分自身がしっかりと実生活に向き合いたい。たくさんの出来事を肌で感じて、その後、思索にふけって自分の考えを書くような人に憧れるし、好きだ。
これからも大学院で物理の研究を続けながら、空いた時間でnoteを書いていこうと思う。応援してくれる方がいれば非常に嬉しいし、noteを書く励みになる。
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