見出し画像

夢なんか見なければよかった

やりたいことが見つかった。

なりたいものが分かった。


その瞬間は、心を熱狂させる。

自分の全エネルギーを、夢のために注ぐほどに。


そして、しばらくしてから気づかされる。

その夢を叶えるのが、途方もない道のりだということに。


たくさんのものを、失ってきたのに。

夢のために犠牲を払ってきたのに。


夢にとってはそんなこと、どうでもいいのだ。

その人がどれだけ頑張っていようが、平気でそっぽを向く。


ならば初めから夢なんて、見なければよかったのだ。

その方がましな人生を、送れたかもしれない。


こんなに失うことは、なかった。

こんなに苦しむことは、なかった。



だけど

そうやって、もがき苦しんだ日々の方が輝いて見えるのだ。

失敗を恐れて、何もしなかった日々よりも。


他人には、分からないかもしれないけれど。

自分の心でずっと鮮明に、光り輝いている。

ずっと、ずっと、ずっと。


やっぱり僕は夢を見て、生きていく。

叶わない夢だとしても。


今の僕の夢は、書いて生きていくこと。


この夢も叶わないかもしれない。

無意味なことかもしれない。


だけど

たとえ夢破れても、次の新たな夢につながると信じて

これからも、書き続ける。



あなたも夢中になっていることは、ありますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?