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悩みは定数と変数に分ける

以前テレビ番組の「初耳学」で林修先生と森岡毅さんが、対談をしていました。森岡さんは現代最強のマーケターと呼ばれている方で、USJを見事V字回復させた人です。

その対談が一部、YouTubeでもアップロードされています。


この動画ではカットされていたんですが、テレビのほうでは「定数」と「変数」の話をされていました。それが面白い考え方だったので、そのことについて書くことにしたのです。

「定数」と「変数」は中学数学で出てくるので、ほとんどの人は知っていると思います。

「定数」は変化しない数字。一方、「変数」は文字通り変化する数字です。$${x}$$で書かれたりします。

で、この対談では、「人生の問題点について、それが定数なのか変数なのかを分類することが大切」と話されていました。

変えられないもの(定数)は諦めて受け入れて、変えられるもの(変数)に力を入れないとダメですよって、お二人とも言われていました

理系の自分には、数学を使ったこの考え方が、すごく心に残りました。



人生では頑張ってもどうにもならないことはあり、それを「受け入れろ」というアドバイスはよくちまたにあふれています。

それはわかっているんだけど、どうしても受け入れられない自分も、出てきます。

「もっとこんな見た目だったら」とか「明るくて饒舌なキャラだったら」とか「頭が良かったら」とか、そういう自分に足りないものを、追い求めたくなります。

でも、それらを定数のように見ると、客観的なものになり、一歩引いて考えられるようになります。数字として見ると、客観的な視点で考えられます。

そうすると、自分に変えられないものを、すんなり受け入れやすくなりました。「そんなん、クヨクヨ悩んだところで、どうにもならないじゃん」って。



そして、定数に向けられたリソースを変数に回すことで、成長している実感を得ることができるようになります

人間は「少しでも前に進んでいる感覚」がものすごく、モチベーションを高めてくれるそうです。

イキイキとして楽しそうな人って、この定数と変数を見極めるのが、うまいんじゃないかな。



林先生と森岡さんは、どちらも数学が得意で、日頃からよく物事を数学的に考えているそうです。

よく数学は実生活では意味のない学問と言われたりしますが、お二人の話を聞いていると、全くそんなことは思いません。めちゃくちゃ役に立ちそうです。

僕もこのお二人を見習って、どんどん数学的に人生の問題を考えてみようと思ったきっかけになる対談でした。

まずは、今日出てくる悩み事を、定数と変数に分けてみよう。その見極め方が、難しいんだけどね。練習、練習。


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