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太ったら、万有引力に逃げよう

「太る」



一般的に、良いイメージを持たれていない言葉だ。

だから本屋にダイエットの本がたくさんあるし、CMでも脂肪や糖の吸収を抑えるサプリメントなんかが宣伝されている。

たしかに、スリムな体型を維持するのは素晴らしいことだ。

だけど一方で、太ることに異常なまでに恐れている人もいると思われる。

「絶対に太ってはいけない」って。



でも、人間生きていたら太ることは当たり前にある。

ストレスがかかって太ることもあるし、そもそもその人が太りやすい体質を持っている場合もある。

この時、太ることに罪悪感を持ちすぎていると、自分を過剰に責めてしまう

そして、そのストレスでさらにやけ食いをしてしまって、また太ってしまうという負のループに入ってしまう。



どうしたらよいのだろうか?

太ってしまった時にワンクッション置けば、この悪循環を止められそうなのだが。

「ま、生きていればそりゃ太ることもあるっしょ」っていうね。

自分を責めすぎないようにするには、どうすればいいのだろう?




僕は、その解決策として、万有引力を持ち出したい

万有引力とは、読んで字のごとく、万物が有する引力のこと。

もっともわかりやすい例は重力。

あなたがその場でジャンプしたら、最高到達点に達した後、落下しますよね。これは、地球が万有引力であなたを引っ張っているからです。

そもそも万有引力がなければ、地表を歩くことすらできませんが。




その万有引力の式は、これです。

$$
F = G \frac{m_1 m_2}{r^2}
$$

本に1つ数式が入るだけで、読者が一気に離れるという話が出版業界であるそうですが、気にせずいきます。この数式は、絶対に必要なので。

数式の解説をすると、$${F}$$は引力の大きさですね。$${m_1}$$と$${m_2}$$は、引力を及ぼし合う二つの物質の質量です。$${r}$$は二つの物質の間の距離で、$${G}$$は万有引力定数と呼ばれるものです。

図で書いてみると、こんな感じ。

研究室で何やってんだ。

この力が万物に働いているんだけど、実は$${G}$$がものすごく小さいから、万有引力は弱いのです。人と人が歩いていて、急に引力で吸い寄せられてぶつかるなんてことはありませんよね。そんな漫画みたいなこと。

だけど、地球の質量はものすごく大きいから、私たちは重力を感じるわけです。





簡単な説明が終わったところで、ここからが本題。

体重が増えるということは、万有引力も大きくなるということです。

つまり、微量ながら人を引きつけている力が、大きくなっているということです。

ここでちょっと強引かもしれないけど、引きつける力を、惹きつける力と置き換えて考えられないだろうか

そう、体重が増えたことで、魅力的な人柄になったのではないかと。

実際にぽっちゃりしている人って、親しみやすさや温かみがある。そのような人柄は、人を惹きつける。

体重が増えたことで、万有引力も増しているのではないかと思ったのだ。




そう考えると、太ることに対して異常な罪悪感を抱かずに済むのではないかと、思った。

太って自分を責めすぎてしまいそうになったら、この万有引力の話を思い出して欲しい。

ワンクッション置けると思う。

よし、この記事も書き終えたことだし、お菓子食べよう。

また、万有引力が大きくなる。

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