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「平成猿蟹合戦図」吉田修一

4/5       その286

五島に暮らす美月が赤ん坊を抱いてホストである夫に会いに行く。
やがて東京まで行くが、俺はどうもこういう家族に関する不安定さの上に歌舞伎町という感じが嫌いで早く落ち着いてほしいと願う。
これが後半に生きるのだろうと思って読むけどちょとも楽にならん。
夫も恐喝の片棒を担ごうとする。
ここから人間関係がぐんぐん広がっていく。
なかなかの逆転に向かって展開していく。
後半のたたむ込みがよかってな。

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