見出し画像

「邪宗門」高橋和巳

4.5/5         その512

ずっと読みたいリストに入れていた本。
昭和41年の本。2段組で活字が四角くびっしりひしめいている。
なかなかページが進まないけど、面白かった。
人々が救済を求め、人々に幸せをもたらすために宗教が広がる。
その救済が国家の体制、政策と食い違ったり、勢力が妨げになりそうな時、弾圧が始まる。圧倒的に叩き潰される。
戦後復活し、今度は力を得た宗教団体が今度は暴走した世直しを進める。
暴力には暴力で結末を迎える。
国家の弾圧、宗教団体の暴走。
実際の歴史をもとにしながら書かれたもの。
暴走は今も大きな問題になっている。
また読みたい本だ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?