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「南風に乗る」柳広司

4.5/5         その425

戦後、復帰までの沖縄。
そこで活躍した瀬長亀次郎。
米兵の非道の限りをアメリカ、日本政府に指摘し、正面から戦った。
占領とは、こういうこと。
北海道を半分よこせと言ったソ連の支配なら全然違った未来になっただろう。
大東亜共栄圏と言って欧米からアジアを解放したかったが、力のない日本には結局、支配搾取になってしまったところもある。
やがて敗戦、アメリカ支配。
一方では沖縄に米軍が存在することで保たれている平和もある。
今、その力の均衡は崩れつつある。
自力で立たなきゃいかんのだけど。

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