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「曼陀羅華Ⅹ」古川日出男

3.5/5         その412

息子を手繋いで歩く多くの著作を出している作家。
その作家が教団に拉致された、いろいろあるが。
なんか、「そういう話ね」と、気持ちが冷めたが、なんとか最後までたどり着いた。
でも読み終わって、「もしかしてこれ面白かったんじゃないか」と思い直した。
もしかしたら俺の読み方が間違っていて、楽しみ方が違っていたのかもしれない。
別な古川日出男読んでみよう。

余談だが、清水義範の「インパクトの瞬間」に爆笑したことがあった。
大勢の集まる会議の前時間を持て余していた。
その時その本をたまたま持っていたので、知り合いに勧めた。
すると、全く表情を変えず読み終えた。
感想を聞くと「別に」と返ってきた。
そこで俺は、「ジンクピリチオンが配合されてるんだぞ。わけわかんねえべ」と言うと。
その人は再び読み直して、笑い続けていた。
読み方ってあるもんだ。

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