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頑張っても実感できなかった自分の頑張り【POSIWILL CAREER体験談#2】

私がPOSIWILL CAREERを通じてどのように変化したのか、リアルな感情と気づきを中心に書いていきます。自己理解編は学びが多かったため、時間軸が多少前後する部分もありますが、テーマごとに複数回に分けて書きます。今回は「頑張る」をテーマにした人生理解編です。

POSIWILL CAREER受講のきっかけは前回の記事から ↓ 

面談が開始するまで

◆POSIWILL CAREERのゴール設定
キャリア実現プランに決め、2ヶ月半後のゴールを設定した。

POSIWILL CAREERゴール
①自信をもつ
②自分の軸を持って決断する
③働くことにわくわくした状態で就職を決めること

③は前職を経験し、なくしてしまった感覚。①②は、今までもあるようでなかったもの。あるといえばあるけど、断言できるほど自信を持ちきれない何かがあった。非常に抽象的なゴールだが、ずっとモヤモヤしていて得られなかった3つが実現できたら最高だと思い、設定した。


◆トレーニングを受ける上で決めたこと
ありのままを伝え、プロとして頼ることを決めた。自分は、その場の正解を考えて受け答えをすることや、うまく人に頼れない側面があった。例えば、「大丈夫?」と聞かれて、大丈夫じゃなくても「大丈夫」と伝えてしまうなど。体験談noteを読んで、自分が得たいことを得るためには自分の本心と頼ることも必要だと考えた。これは事前に決めていてよかった。実際にトレーニングが始まって、普段であれば伝えられないことや、頼れなかったであろう場面で、事前に決めていたからこそ実行できた。


初回面談:人生理解

担当トレーナーは瀬川さん。瀬川さんの第一印象は「明るいながらもテンションをあわせてくれる方」であった。共通点も多く、こちらの状態をよく見て対応して下さるのを感じ、非常に話しやすかった。初回から安心感をもって話すことができた。

何度も自己分析をしていることもあり、自分で思いもよらないほどの劇的な気づきがあったわけではない。ただ、自分でも「ここが良くないんだろうなぁ」となんとなく感じていた部分を、なぜそう考えるようになったのかの根本的な経験と、そのときの「自分」と「問題」を分離してくれるので、冷静に見つめ直すことができた。

今回は20年以上染み付いていた「頑張る」ことへの認識が剥がされた。


頑張るの基準

これまで努力をして結果を出してきたこと、あの状況でよくやったなぁと思う経験はある。ただ、自分の本心で「頑張った」とは思えず、傍から見たら「頑張ったのだろう」と他人事のような認識だった。

「頑張るの基準がバグってる」
「苦しい思いをして、なんとかやることを頑張ると認識しているんですね」
「せっかく頑張れるのにポジティブに使えていない、もったいない」

幼少期やこれまでの経験から、頑張りに対するフィードバックを多くもらった。「なんで自分を認められないのですか?」と言われても、「そもそも頑張るって何?」とすら思った。自分の「頑張る」に対する認識がどこからきているのか、なぜ自分を認められないのか紐解いた。

◆末っ子で兄弟たちをよく見ていた
何かを頑張りなさいと強く言われる家庭環境ではなかった。ただ、2人いる上の兄弟たちをよく見ていた。兄弟たちは全くタイプがちがったため、「こうしたら、周りはこういう反応になる」と見て学んでいた。自分で偶像を作り出し、そこに向かって努力する頑張りをし続けていた。それで褒められたり、目標を達成することが喜びだった。

◆負けず嫌い
元々負けず嫌いなこともあって、競争することは好きだった。わかりやすく結果が出るので、相対評価においてだけでなく自分自身ともよく競争をしていた。

◆認知の歪み
周りをよく見ている分、良いとされる考え方はすぐに取り入れた。それが適切なレベルなら良いのだが、認知の歪みの一つである「二分割思考」の傾向が強く、0か100レベルの極端な考えになっていた。

・「下と比べるのはなく、上と比べたほうがいい。上には上がいる。」
→身近に毎日徹夜で働いている人がいるわけでもないのに、そのレベルの人は世の中にいる。自分はまだまだだと考えていた。

・「他人と比べるものではない、戦うのは過去の自分だ。」
→過去の自分と比べたが、1番がんばった経験は、苦しさが体調に表れる経験でもあった。体調に表れていないから、まだ頑張っていないと思っていた。

これらが絡み合って、自分の頑張りを一生認められない基準を作り出していた。(冷静に考えると、何を言っているんだって自分で思うレベルだが、無意識にそう思っていた。言語化して初めて気づいた。)

1つの事象ではなく、色々な事象があわさって自分の考え方が形成されていた。1つ1つ紐解いたことで、「あ~、なるほど」と納得した。納得していない段階のときは素直に伝えた。多くの要因を理解した上で、最終的に「極端な考え方が自分を苦しめてたら意味ないですよね」と瀬川さんに言われ、ようやく自分の中に落とし込めた。

頑張るの認識が少しずれていても、極端な考え方でも、本当に自分や周りのためになっていれば究極いいのだと思う。ただ、私はポジティブに使えていなかった。無意識にじわじわと自分を苦しめていたのだと気づいた。

「世の中から散々相対評価される世の中で、自分ですら自分のことを評価して判断を下して、ってやっていたらつらくないですか。」

「まずは自分を認めていくところからですね。」

自分はつらかったのか、と思い、少しずつ自分のことを認めていこうという気持ちが芽生えた。


自分の感情に蓋をしていた

「どんな感情でしたか?」
面談中によく聞かれたが、この質問をされると密かに困惑していた。プラスかマイナスかは覚えているが、改めて問われると「どんな感情だったっけ?」と自分の感情をあまり覚えていなかった。わからずに、「一般的には〇〇な感情を抱くよな」とその場の正解を出そうとする癖が出たくらいだ。

【自分に対する認識(2社目を経験するまで)】
・感情の起伏が小さい
 →ハードな状況でもあまり気にしない
・自他ともにタフ

前回の記事でも ↑ と認識していたが、自分は感情の起伏が小さいのではなく、そもそも自分の感情に目を向けてこなかっただけだった。これは、かなり後になって気づいた。「苦しい」「つらい」と自覚してしまうと、頑張ることができないと思い、知らず知らずのうちに感情に蓋をしていたのだろう。だからかもしれないが、自分の感情を表す言葉は、どれが適切なのかわからないこともあった。


自分を他人に置き換えて気づけた頑張り

二分割思考だけでなく認知の歪みが多いことに気づき、初回面談終了後は早速おすすめされた本を読んだ。普段であればTVを見る時間になっても、本を読み続けたときにふと、「もしも友人が自分を変えたくて、本を読んでいたらどうだろうか」と考えた。「すごいなぁ」って褒めるだろうなと思い、頑張りを認めるってこういうことかと少し感覚をつかんだ。

相手のことを褒められるのであれば、自分のことも褒められると思い、今後は視点を変えて自分のことを見てみることにした。


あとがき

人間の思考っておもしろい。今回は「頑張る」に対する認識が剥がされ、思考を変えたほうがいいなって思うきっかけとなった回だった。とはいえ、考え方は簡単には変わらないのも事実。私にとって特に「頑張る」の認識は、相当根強い。今回面談で判明した経験以外にも、別の角度から絡みついた経験もあった。

トレーニングを終了した今でも何も意識しなければ、認知の歪みは出る。癖だから意識しなければ気づけないのがやっかいだし、なかなか効果がわからないので根気もいる。

ただ、その都度「この考え方をするようになったのは、なぜだろう」と振り返り、「この思考必要なさそう」と思えるようになった。だからいまも思考は変えている最中だ。トレーニング中に全部を行うことは難しくても、卒業後も自分が変わる大きな要素が得られることがPOSIWILL CAREERの1つの強みだと思う。

POSIWILL CAREER体験談#3はこちらから ↓


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