長野離れができない
週末はどうしても長野に行ってしまう件について。
自分は実家を出て、大学の4年間を長野県で過ごしていた。
大学を卒業し、県外に就職してから、自分は長野にいるのが当たり前という感覚に陥っていたことに初めて気づいた。
週末になると決まって、後輩との食事とか、買い物に趣味にとか、どうにか理由をつけて、イチヨンパをひた走って長野を目指している。
金曜日の夜、県境を超えて長野に入った瞬間訪れる謎の安心感たるや。
そして、日曜日の夜、惜しまれつつも長野県を後にする虚しさたるや。
かつて住んでいたあたりが中南信だったこともあり、松本ナンバーの車に囲まれると妙に安心する。
なんなら、どうにか工夫して、自分の車を松本ナンバーにしたいくらいだ。
本当に不思議な感覚。
長野にいた頃は、早く長野を出たいとさえ思っていたのに。
結局のところ、これから自分はどうしていきたいのだろう。
別に長野県と決別をしたいわけじゃないし、これからも長野には頻繁に通いたい。
なんなら住みたい。できれば安曇野か諏訪あたりで。長野県には、一生かけても味わい尽くせない魅力がある。
だけど、はっきり言ってこれは甘えだと思う。
自分が大学時代の幻想を未だ追いかけ続けているだけだ。
刹那的に長野に行ったりなんかしても、自分が本当に求めているものは決して手に入らない。きっと、手段と目的をはき違えてしまっているに違いない。
自分が長野に行くことを、手段ではなく目的にしてしまうと、決して良いことは起こらない気がする。
なぜなら、行動に軸がないが故に、永遠に満たされない未来しか想像できないからだ。
出来るだけ早く精神的に自立したいのだが、自分は未だ長野県との距離感を図れずにいる。
時間が解決してくれる問題ではないのかもしれないが、とりあえず自分が長野県に行かなくても充分幸せに過ごせる方法を模索しながら、自分のこの不思議な感情と折り合いをつけていければいいなと思う。
オマケ
信濃の国、カラオケで歌うと長すぎん?
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