大企業は中小企業らしさを、中小企業は大企業らしさを
こんにちは、しがサラです。
過去記事でもご紹介していますが、私は中小企業→大手企業へとキャリアチェンジをした経歴があります。
ですので、双方のメリットやデメリット、働く上での難しさも知っています。
本日のタイトル、
・大企業は中小企業らしさを
・中小企業は大企業らしさを
は、日々私が感じている部分になります。
というのも、会社って両方の良いところ取りをやれば、上手くのになーと感じることが良くあるからです。
今日はそのような視点で解説していきます。
大企業らしさとは
ちなみに、大企業らしさって何だと思いますか?
これは言い換えると、大企業であることのメリットと捉えると分かりやすいでしょう。
大企業であることのメリットを、私は次のように捉えています。
・秩序やルールが整備されている
・明確な指示命令系統
・快適な就業環境と福利厚生
他にも代表的なものはありますが、恐らく世間一般的に知られている大手企業は、これらが共通しています。
一方で、中小企業にはこれらが不足もしくはおざなりにされていることが多いです。
中小企業では、利益が経営に与えるダメージが非常に大きいので、毎日が戦いです。
とにかく稼がないといけない。
とにかく現場をこなさないといけない。
とにかく仕事を回さないと、、
そのような現場至上主義が優先されて、上述したポイントは優先順位が低くなってしまいます。
その結果、何が起こるか。
・秩序やルールが整備されていない
→属人的な判断や、パワーバランスによって意思決定がなされる
・明確な指示命令系統が存在しない
→末端の若手社員や立場の弱い社員が振り回され疲弊する
・快適な就業環境と福利厚生が整ってない
→会社への不平不満、モチベーションダウンに繋がる
この結果が、仕事を頑張らない、という悪循環を招いてしまいます。
ですので、【中小企業は大企業らしさを】というようにこのポイントを中心に人事施策や企画を練ると良いでしょう。
中小企業らしさとは
では、一方で中小企業らしさとはどのようなものでしょうか。
先ほど同様に、中小企業であることのメリットから考えてみます。
私は、自身の経験を踏まえ次のように導きました。
・公私共に深い人間関係
・業務の手応え(手触り感)がある
・幅広い業務による広い視野の確立
この3点だと考えます。
中小企業は社員数が限られていますので、嫌でも深いコミュニティが築かれます。
プライベートなことも話せる相手が多いでしょう。
また、一人当たり抱える業務が多く、カバーしている範囲も広いために、日々の業務をこなしていると自然と広い視野を身に付けることができます。
人事異動でさえも、全く畑違いの部署を経験することが当たり前なので、視座も高くなります。
これらと比較した上で、大手企業での実態を見てみます。
・限られた範囲での人間関係
→業務上関係のある人や同じ課のメンバーとしか接点がないので、視野が狭くなる
・業務の手応え(手触り感)がない
→業務が超細分化されているので、目の前の業務が何の役に立っているのか理解できない
・狭い業務による、視野の狭さ
→ゼネラリストは求められていません。しかし管理職や経営層では突然、視野や視座を求められます
このような実態があります。
ですので、大手企業の場合は【中小企業らしさを】念頭に置いた、人材交流の仕組みやプロジェクトを推進することが求められるでしょう。
このように、
・大企業は中小企業らしさを
・中小企業は大企業らしさを
というポイントは非常に重要です。
難しいのは、中にいるプロパー社員の感覚では実態が分からないという点です。
私のようなキャリア採用者の存在がキーとなってきます。
是非、皆さんの会社でも方針や施策がそのような方向を向いているか思い返して見てください。
ご参考になれば幸いです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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