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SIC (Short Interval Control)について

こんにちは、しがサラです。

昨日は、【仕事を頑張る人にありがちな、評論家病】について書きましたが、その中で言及しましたSIC (Short Interval Control)の考え方について今日は書いていきます。


【過去記事はこちらから↓】


SIC(ショートインターバルコントロール)というのは、短期間で成果を確実に達成するための手法として広く知られています。

イメージとしては、例えば1年間で達成すべき目標を設定した際に、毎月で定点チェック、毎週、毎日といった感じで短いスパンで区切って、管理をする方法です。

こうすることで、目標をより意識するようになり、かつ、ショートスパンで振り返ることで、確実な成果を生むことができます。

営業や製造業において用いられることが多いですが、これは全社会人に必要なスキルです。

私は、前職の時、先輩に叩き込まれました。

人事という、間接部門ではあったのですが、すべての計画や予定を見える化した上で、毎朝15分のショートミーティングを毎日。

正直、慣れるまではかなりしんどかったですが慣れると、逆にその状態=SICではない状態が気持ち悪く感じるようになりました。

自転車の乗り方に似てるのかな、、、

考え方はすごくシンプルです。

【今日のやろうとしている業務は、いつまでに何を成し遂げないといけないから、どういう方向性と理屈で、今日はどこまでやるのか】ということをミーティングで話していました。

それに対し、役職者は違うからアドバイスをします。
他の実務者は、もちろん担当外のことがほとんどなので、ゼロベースで質問する。もしくは自分の実務経験からアドバイスをしてみる、関連性を聞いてみる。

といったことをミーティングで話していました。

15分と短いミーティングではありますが、チーム全員で毎日となると結構な時間単価です。

利益を生まない人事部門。
だからそこ、SICの考え方は非常に重要です。

役職者は、実務担当をしている部下の業務に直結する情報を降ろす、進捗やトラブルがないか確認する。
実務者は、なるべく5W1Hで業務の説明をする。

ここで大切なのは、【予定を話して終わりではない】ということです。

予定は、基本的にはOutlookやスケジュール機能で共有化されていますから、そんなものは見れば分かります。

それ以外の情報や、ディスカッションすることに意味があります。

それが生産的な会議や仕事へと繋がります。

SICの意識を持って、取り組むようになって1番変わったことは、無駄な業務が減ったことです。
端的に言うと、残業が減りました。

今日、必ずやらなければならない理由がある日はそんなに多くありません。

生産性が低い、生産性が低いと嘆いてる職場はこれを実践するだけで、全てが変わります。

ただ、しんどいのは継続することです。
中堅のリーダーや、管理職が本気でやらないと絶対に続きません。

是非、そんな本気の人が増えることを、祈っています。

そして、私自身も周りに波及できるよう日々地道に取り組みたいと思います。

今日は、少しビジネス向きの話でしたが、全社会人の方にとって、すごく基本的なことですのでご一読いただけたら幸いです。

ありがとうございました。


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