薬局・病院実習の理不尽さと学び

薬剤師国家試験まで後少し、最近勉強する時に余計なことをモヤモヤと思い出してしまうのでここで吐き出しておこうと思います。
<注意>この記事では自己反省を十分した上で、未消化のものを発散してるので口悪いです。

モヤモヤの原因は去年の実務実習の時のことで、大きく三つ。
1)薬局実習で先輩薬剤師に言われた「あなた人に興味ないの?」の一言。
2)はその後に発熱し、すごく辛い思いをしたこと。(前回記事)

3)病院実習で服薬指導に行く前のOSCEのような対面練習で泣いたこと。

<一つ目のモヤモヤ発散>
薬局実習で先輩薬剤師(女性)に「人に興味ないの?」の一言で全て崩れそうになりました。背景としては服薬指導で点眼薬を投薬する時、その薬剤師には淡々と投薬している風に見えたのでしょう。投薬後のカウンターで「○○さんって人に興味ないの?(きつめに)」と言われ、私としては突然すぎて頭真っ白になりました。(発熱前日の体調不良MAXだったのと、その女性薬剤師はキツメの性格言動だった)理由を聞くと興味なさげな受け答えだったとのこと。自分としてはしっかり患者の背景などを考えながら詰まりながら喋っていたのを、その薬剤師はそう思ったとのこと。(他の方に言われたことはありませんでした)
こちとら実習生としてドキドキしながら受け答えして、次に何話そうと頭一杯一杯になりながら話とんじゃボケ、と今でも思います。これは完全に慣れの問題なのにいきなりベテラン薬剤師みたいにできるわけないやろアホか。私がどんな風に受け答えすれば良いですかとその薬剤師に質問しても、たいした応えではありませんでした(まあ、点眼薬やし)。その帰り私は頭痛と肩こり、発熱も抱えながら電車で勝手に泣いてました。許すまじ。

二つ目の発熱は前の記事で発散してるので特に書きませんが、マジでしんどかったです。

<三つ目のモヤモヤ発散>
病院実習での服薬指導テスト(まあOSCEみたいなもの)を行った際、もう一人の学生は一発合格なのに私は三回行い、一回目は最初のテストでお局薬剤師(患者役)に詰められて泣きました、はい。そして何がだめだったのか聞くと、態度は良かったけど、言う内容が良くないとのことでした。(今思い出しても、えっ結局何がだめだったんだろうと思うくらいお局薬剤師のアドバイスは私の揚げ足を取るような指摘ばかり)
もう一人の合格した実習生に話すと、ほぼほぼ回答した内容は一緒で(まあそうよな)、それでも悔しいのでアドバイスを貰い、改善点をワードに起こして二回目のテストに挑むと「何が変わったの?」とのこと。もう、その場で泣くのを我慢するので精一杯で後でトイレで泣きました。
三回目は、私担当の指導薬剤師(すごく仕事ができる先生)とすることになり、とても的確なアドバイスを貰い、理解はできましたが、
「え、それ実習生に求めること?ハードル高くない?」と正直思いました。到底学生では分からないような服薬指導をしろと言われているような感覚に陥り、トータルして結局このテストはなんだったのか、私はその薬や病気に対してのみ理解だけが深まり、もう一人の学生は実際に患者へ服薬指導に行き実践を積み重ねていました。後にこんなこと言われたよとその子に言うと「え!?そんな難しいことしてたの?」とのことでした。
今そのときの薬の内容や患者背景を見直しても、そんな服薬指導無理です。それ完全にこなすしかない経験スキルやんと感じています。猛勉強してる現在でも難しいのにそりゃあの時の自分でも無理だよなと受け入れてますが、本当に理不尽すぎて腹立ちます。せめて、もう一人の実習生と公平なテストにしてほしかった。厳しくするなら全員にしろよ。許すまじ。

<最後に>
このことを思い出すと、やはり実際の医療現場と学生間とのギャップがあるのかと感じます。医療現場では当たり前でも私たち学生には分からないことがたくさんあり、それを学びに行くのですが、学びと共に理不尽な物事にも対面せざるを得ません。この理不尽さは社会に出ると死ぬほどあると思うと嫌気がさしますが、私が今後社会人になり、もし学生に教える立場になったら、この理不尽さをなるべく少なくして、誰もが公平に精一杯学べるような環境にしようと思っています。
また、看護学生さんの実習と比べるとこれはおそらく厳しい実習には当てはまらないのだろうと思います。友達に看護師がいますが、彼女は嫌すぎて鼻血出たそうです(マジ)。今年看護実習で自殺した方がニュースになり、私もこれから医療現場で働く身として、何故ここまで必要以上に看護学生に厳しいのか意味が分からず、勝手に怒りを覚えています。
学生の仕事は学び、その学びや失敗を今後に生かすことであり、その環境を整えることは大人の仕事ではないのか。社会に理不尽さは少なからずあったとしても、あったからといって大人がそれを学生に押しつけて良い理由にはならない。


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