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フランス留学記<これが噂の呪い返しかしら>
フランス語が喋れない。
厳密には挨拶とお礼は言える。会話では壊れたラジオの様に永遠にお礼を言っている。留学直前まで仕事をしていて語学勉強の時間が取り辛かったから、とか、音楽留学だったからつい、とか言い訳だけで1日が終わりそう。
先日あったトラブルについて書こうと思う。
わたしはオフの日散歩や教会巡りなどをしている。先日も教会へ行った。
ちょうどランチタイムコンサートをしていて「これが本場の響きなのか」と感動し、教会のステンドグラスに心揺さぶられ、なんていい日だったんだと思っていた。…この時までは。
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さて帰り。歩くのも面倒で電車を使って帰ることにした。問題はこの駅で起きた。わたしの電子切符でエラーが出る事態に。改札を通れず慌てたわたしは急いで駅員のお兄さんに助けを求めた。助けを求めたが、わたしはフランス語がうまく喋れない。_結局伝わらず改札を通ることができなかったのだ。
とても悔しかった。お兄さんの怪訝そうな顔を忘れることはないだろう。
歩いて帰ることとなり、とにかく悔しくて八つ当たりとも言えることを唱えた。「駅員のお兄さんが犬のフンを踏みますように」お兄さんは関係ないのに。
その後しばらく歩いていると、わたしのズボンに鳩がフンを落としてきた。これが最近経験した噂の呪い返し事件。
ただいまズボンを絶賛洗濯中である。
こっからこっから。のびしろしか無いわ。
読んで下さってありがとうございました。
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