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カクテルの名前~Eita~

こちらはボーイズラブショートストーリーになります。

瑛太「こんばんは、、、あ、良かった、今日はマスターいてくれた」

マスター「あぁ、瑛太さん、、、久しぶり、お会いしましたね」

瑛太「ホント久しぶり、、、足繁く通ってるのに、、、マスター、早々帰っちゃって、、、いない日、多いんだもん、、、」

マスター「ごめんなさい、、、妻が、ちょっと調子わるくって、、、早く帰ってきて欲しいって聞かないんだよね、、、だから、気になってはいるんだけどね、、、俺に会いに来てくれる常連さんのことは、、、」

瑛太「へぇ、、、気にしてくれてはいたんだぁ、、、」

マスター「、、、なに?瑛太さん、、、なんか、怒ってる?」

瑛太「、、、さぁねぇ、、、怒ってるように見えます?」

マスター「、、、うーん、そうだなぁ、怒ってるような、、、拗ねてるような、、、(笑)」

瑛太「、、、なんか、嫌な感じ、、、余裕かましちゃって、、、」

マスター「寂しかったんだね?、、、ね、そうでしょう?」

瑛太「、、、さぁねぇ、、、どうだろ?教えない」

マスター「(笑)クスクス、、、言わなくてもかまわないよ、、、言わなくても、顔見てたら分かるかは、、、」

瑛太「、、、ほんっと、嫌な感じ、、、」

マスター「ねぇ、、、こっち見て、ほら、機嫌直してよ、、、ねぇ、瑛太さん、、、せっかく久しぶりに会えたんだからさぁ」

瑛太「、、、じゃ、なんか飲ませて、マスターのおごりね、、、とっておきのカクテル、、、思いっきり酔えるやつ」

マスター「、、、いいよ、、、とびきり気分よく、飛んじゃえるやつ、、、飲ませてあげる」

瑛太「ふぅん、、、期待しちゃお」

マスター「新作のカクテルだよ、、、名前は、、、あぁ、そうだなぁ、、、ふふ、今、決めた、、、好きな人の名前にしよう」

瑛太「、、、奥さんの名前?」

マスター「、、、(笑)さぁねぇ、、、なんて名前だろうね?」

瑛太「僕の予想、、、カクテルの名前は三文字、、、頭文字はえ、、、最後の文字は」

マスター「(笑)、、、た。で終わる、、、」

瑛太「へぇ、、、え、ではじまって、た、で終わる名前ね、、、午後あたりがあるなぁ、、、(笑)」

マスター「さぁ、できたよ、、、思う存分味わって、、、特別なカクテルだ」

瑛太「、、、いただきます」

マスター「、、、どう?どんな感じ?」

瑛太「、、、うん、、、最高、、、飛んじゃいそうだよ、、、」

おわり

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