22~25歳ぐらいのカンナビス(マリファナ、大麻)#3
#2で書いた汗事件から 、数年が経って冷静にカンナビスと汗の関係を分析してみた。
カンナビスを吸った時の状況を注意深く観察すると、様々なことに気が付いた。
よく言われる、マンチー(食欲が湧く)になったり、多好感を得たりするのは当然確認できるが、そのほかに、
・寒さを感じやすくなる
・汗をかかない
などの症状も確認できた。
自分なりの分析だが、寒く感じるのは、低血糖になっているのではないかと思う。やたらと甘いものが欲しくなるのも説明がつきそうだ。
汗をかかなくなるのは、副交感神経が強くなっているからだと思う。
すなわちカンナビスを吸うと、副交感神経が優位になるのだと思う。
夏に外でしっかり運動をしても初めの30分ぐらいは熱がこもっている感じがするだけで、汗が出ない。
基本的に汗をかくのは、交感神経が優位になっているときだ。
修行のようにカンナビスを吸いすぎて、副交感神経優位な時間が長くなりすぎて、ちょっとしたことで交感神経が異常に優位になりやすい体質になり、結果、異常に汗をかく体質になってしまったのだと思う。
いわば、自律神経の乱れ、自律神経失調症(鬱病)になってしまったと分析している。
しかし、悪いことばかりではなかった。
当時は本当に苦しかったが、この苦しみから脱却するために、本を読みまくった。
きっかけは、友人の大山が何気なく紹介してくれた、「ユダヤ人大富豪の教え」を読んだことだ。
この本は、弱っている僕の心をしっかりとホールドしてくた。
この時から、作者である「本田健」の書籍を読みあさり、その後、本田健が読んだ本を読みあさり、自己啓発本、経営者の成功本、金融本など多岐にわたるジャンルの本を読みまくった。
本を読んで、何者かになりたいと前進していると、鬱病のことを忘れて気持ちが楽になった。
(もうあの時の感情に戻りたくない)
この一心で読みまくった。
この習慣は2年ほど続いたと思う。
2年後に僕は、同期で一番出世していた。会社の重役ともいえるポジションにつくことになっていた。
恐らく、読みまくった本のおかげで、成功する人間のマインドが作れてしまったのだと思う。
今考えると、汗事件は自分の人生において、必要不可欠な出来事だったと思う。
※この物語はフィクションです。違法薬物の試用、犯罪行為を助長するものでは一切ございません。
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