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『白い巨塔』と海坊主

『白い巨塔』第二巻を読了しました。


教授選のドロドロ工作の話が最終巻まで続くのかと思っていましたが、二巻にして決着がついてしまいました。

教授になったあとの財前五郎のおごりっぷりには、胸焼けすら感じます。
周囲も、自分の利益のためにこれでもかと財前にゴマをする、持ち上げる。

また、里見助教授と東佐枝子のただならぬ雰囲気も気になります。アバンチュールな展開になっていくのかしら、、、。

ところで、作中で比喩として頻繁に出てくる「海坊主」というのが何なのか分からなくて、検索してみました。


海に棲む妖怪だそうです。

財前五郎の義理の父、財前又一について、「海坊主のような」という表現がよく出てきますが、頭がテカテカと黒光りして目がぎょろっとして迫力がある様子を表している、ということでしょうか。

『白い巨塔』、引き続きのんびり読んでいきます。

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