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ないしょのつぼみ

性のお話。

まずはライトな話題から
と思っていたところに
noteさんのお題企画。

#今こそ読みたい神マンガ

にちょっとだけ絡めて書いてみます。



#今こそ読みたい神マンガ

タイトルの

ないしょのつぼみ

です。

(やぶうち優/小学館)


多感な時期を迎えた
小学5年生のつぼみちゃんと仲間たちが
日々変化する身体や心に戸惑いながら
人と人との出逢いや縁に心ふるわせる
そんなお話。

小学生ならではの甘酸っぱもどかしい恋模様も見どころです。

1巻完結なので読みやすいのも魅力。


このマンガ
性教育の教材としてうってつけだと思うのです。

もちろん
マンガだけでは不十分かもしれませんが
キッカケにはなり得ると思う。

性のこと
きちんと知るキッカケ。

こういうコンテンツは世に必要だと思います。



初めてのブラジャー
初経
ムダ毛
精通

そして
赤ちゃんはどこから来るの???
という疑問。


小学生の等身大の日常に題材を取り
変化する身体&揺れ動く心が
繊細に描かれていてとってもスキ。


是非お手にとって読んでみてほしいのですが

以下
すの的スキシーン2選切り抜き。




①つぼみちゃん&さやちゃん公園にて
エッチなことってなんだろう???のシーン

1巻は
つぼみちゃんのママのお腹に赤ちゃんが出来た!!
というところから始まります。

もうすぐお姉ちゃんになるんだ!!!
とウキウキのつぼみちゃん。

でも
親友のれあぴややえちんからは

それってつぼみのパパとママが
エッチなことしたってことじゃん!!

と言われてしまいます。

エッチなこと??
パパとママが??
なんで?どんなこと?
パパとママがエッチなことしたから
赤ちゃんがやってきたの????

何も分からず戸惑うつぼみちゃんは

謎の美女さやちゃんに
エッチなことってなんだろう
と相談してみます。

対するさやちゃんの答えがスキポイント。

私もよく分からないけど
赤ちゃんが出来るぐらいだから
きっととても特別なことなんじゃないかな。

マンガ現物が今手元になくって
(遠く離れた実家にあります)
正確な引用が出来ないのが残念なんですが。

特別なこと。

これはとてもスキな表現です。



性描写というのは
とかく商品化&私物化され
時に暴力的に描かれることも多い昨今。
(↑この辺りについては改めて別記事にて。)

特別なこと、という捉え方はとても優しくてスキです。

好きとか愛とか心の結びつきとか
そういう優しいものの延長にセックスがあるんだってこと
将来子どもが出来たらちゃんと教えたいな。


そして
自分の父親と母親もその例外ではないということを
子どもの頃って受け入れづらいと思うんですよね。

そこをどう伝えていけるかっていうのも
考えるところですね。




②つぼみちゃん&根本くん
クリスマスパーティーの帰り道
告白シーン

是非読んでみてほしいので
ネタバレを避けるべく
なるだけ抽象的な表現にとどめるよう努めます。

ないしょのつぼみの告白シーンは
これまで読んだどんなマンガの告白シーンよりスキです。


告白すると決心してからの

膝が小刻みに震える感じ
お腹の奥がじんとなる感じ
ドキン、ドキンと次第に高まる心音

が、臨場感たっぷりに描かれ
真に迫る表現が見事です。

ワンカットワンカット
たっぷりとコマをとり
純情な小学生の初めての気持ちを
大切に大切に描いている感じが最高にスキ。

雪がチラチラと舞うクリスマスイブ。
いっぱいいっぱいになりながら
自分の気持ちを打ち明ける小学生。
胸がいっぱいでご飯なんか食べられないあの感じ。


子どもの頃初めて読んだときもグッと来たし
大人になってからも
これを超える告白シーンはないと個人的に思ってる。




ないしょのつぼみは
おそらく人生で初めてのマンガ。

友達の誕生日に一緒に書店に行って
お互いの欲しいマンガをプレゼントしあったことが
日記に残っていました。


こんなわけで
格別思い入れのあるマンガでもあるのです。




#今こそ読みたい神マンガ
に絡めて
性についてちょっとだけ触れてみましたが

今後はもう少し切り込んだ話題も書いていけたら
と思っています☺️

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