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外人さんと日本の仕事環境

先日単発バイトに行った会社は、従業員の多くが海外の方でした。おそらく東南アジアの方々で、10名かそれ以上いらしたと思います。友人なのか親族なのかわかりませんが、母国語でしゃべりまくりながら仕事をしていました。笑 英語でもないので、文句を言ったり仕事と全然関係ない話をしていてもバレないのがいいですよね。(笑)
都内などでオフィスワークをしているような外人さんは、日本の同調圧力を感じて大変な方もいるとYouTubeで見たことがあります。ですが、こちらの職場は地方の工場で、体力勝負ですし緊張する空気があまりありませんでした。そして何よりおそらく日本人以上に外人さんが多く、集団で力をもっている感じで強い👯‍♀️
気づいたら居なくなったり(自主的な小休憩?笑)、うろうろしてちょっと喋りに行ったり、やりたくないことやらなかったりする場面も結構ありました🤣もちろんやる時はやられているのですが。ただ、彼らが仕事を ”やらなきゃいけないものなんだ” と自分を追い込んでやる感じではなかったのが、ある意味私には心地よかったですし学びになりました。 ”そんなに仕事で自分を追い込まなくていいんだ”、と。そして”自己主張していいんだ” と思えました。
社員さんと仲がよいからだと思いますが、結構文句を言ったりしている感じもありました。🤣社員の方も、少し大きな子どもといるような感じで、「はいはい、次これやるよ、はい」みたいな感じで。なんていうんでしょう、日本の”間違えるな!まじめにやれ!”みないなのがなくて、私にはある意味で居心地が良かったです。

日本語の柔らかさを出す言い方って難しいので外人さんには特に難しいと思うのですが、それでも文化の影響もあると思いますが、とにかくはっきりものを言う。工場内が機械音でうるさいというのもありますが、かなり多くの外人さんが大きな声ではっきり言っていました。「まだあるじゃんー!」とか、「ちょっとストップ!」と怒っているのかそういう話し方なのかわかりませんが、そんな感じの会話がよく飛び交っていました。笑 
私が一瞬休憩室のドアを開けていたのですが、すぐさま「そこ!ドア閉めて!」と怒られました💦とても暑い日で、休憩室だけ冷房ガンガンだったので余計なのだと思いますが🤣チキンな私も、こんな風にはっきり自分の要望を言えるようになりたいと思いました。🍗

実はその前日に行っていた別の工場では、真逆の雰囲気だったのです。”ザ・日本。ザ・昔からの工場。”という雰囲気というのでしょうか。”人間が機械になれ”と言わんばかりで、本当に苦痛でした。化粧品の箱作りをひたすらするのですが、「レーンのスピードに合わせて素早く作れ!でもシワを作るな!ミスをするな!資源は有限なんだ!」と言われまくりました。3人1組でやるのですが、私が間に合わないと「間に合ってない‼」と作り方の指導をされたりと、本当に嫌すぎてしょうがなかったです。
私はもとから急かされるのと怒られるのが苦手で、それをされるとできるものもできなくなります。それでもなんとか応えようと必死に集中してやってはいたのですが、インナーチャイルドが ”私は機械じゃない!!!そんなん言うならお前ら(指導する社員)がやれ!”とブチ切れていました。😠
そもそも指導する方の言い方もパワハラみたいな感じでしたし。
そんな中作業していたら、ふと ”日本の戦時中はこんな感じだったのだろうな。本当に苦しかっただろうなぁ。。可哀そうに。。” と思いました。
今でこそパワハラという言葉ができたり、SNS等で誰でも疑問を提議することができるようになりました。仕事も自分の意思で辞めたり変えたりすることもできます。でも戦時下は、敷かれた体制に歯向かったら投獄・死がほとんどですし、逃げ場もなく、本当に辛かっただろうなと思いました。
そんな全然関係ないことを考えながら、そう思ったら私はまだましかなと思いましたが、いやいやでもこの状況はいやだ。と思い、反抗心で「手が腱鞘炎になりそう~」とか「こんな早く作れないんですけどっ」と目の前のパートのおばちゃんに言うふりして若干大きめな声で一人騒いでいました🤣←
ちなみにバイトの求人には手先が器用な人とは書いてありましたが、スピードを求めるとか具体的なことは記載がなく、誰でもできます的な感じで書かれいました。こういう時に単発だとその日で終わるのでありがたいなと思いました💦安月給で保障はないですが。

なので前日にこのような事があったので、余計にこの工場のラフさに救われたような気がします。
国の文化が違うとそもそもの感覚や考え方が違ったりするので、日本人集団からしたら色々と大変なこともあると思います(特にメネジメント層)。でも一方で、日本は閉鎖的で ”こうじゃなきゃいけない”とか、”言いたいけど主張できない雰囲気がある”と言った弊害や弱点もあると思います。そこに外国籍の方が入る事により、その点が中和された、新しい雰囲気が生まれたりする場合もあります。(外国籍の方も様々な方がいらっしゃるので全員が全員というわけではないと思いますが。)
なので、色々なすり合わせが大変でも、やっぱり異文化の人や違う考えの人も入って仕事をしていくことも大切なことなのではないかなと思いました。
私がこれまで外国籍の方と仕事をしてこなかったので、余計にそう思った一日でした。

そんなこんなで無事お仕事は終えたのですが、体力仕事で帰りは体を引きずって帰り、2日経った今でも筋肉痛が治りません🤣早く治りますように(笑)

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