見出し画像

言葉のニュアンスの難しさ(短歌編2023年10月20日)

こんにちは。
今日は、
言葉のニュアンスを伝える難しさをテーマにして…
記事を書いていきたいと思います。
先ずは、
しののめ短歌会2023年10月例会会報の小冊子に掲載された私の短歌を…
紹介します。

彩りが こうも心を変えるのか黒いバッグに重い雰囲気

実は…
送信した歌は…
ちょっと違うのです…

彩りが こうも心を変えるのか黒いバックに重い雰囲気

あれっと思った人…いませんか?
バックと聞いて鞄(カバン)等を思い浮かべる人がいます。
時代によって細かい発音表記が変わったりするので…
一概に間違いと言えず…
指摘出来ないんですよね…
でも…
私は…
背景とかの意味で書いたんですけどね…
今思えば…
黒いバックに重い雰囲気
の部分を
部屋の黒壁雰囲気重し
とか書けば…
誤解される事なく表現できたのかもしれません。
校正もさることながら…
やはり、
推敲した上で送った方がいい歌があるのも事実なんですよね…
実際、
掲載された歌でも意味自体は成立してしまうのです…

どの立ち位置で記事を書くかで
同じ言葉・意味を持つものの
表現・表記も変わってしまいます。

別の例をあげましょう…
かつて
ロシア語発音の表記だった
キエフが
今では
ウクライナ語発音表記から
キーウと
書いている様なものです。

結構…
最近の短歌でも…
頻出する・遣われる表現なので…
少しばかり説明しましたが…

短歌は…
基本的に気持ちをやり取りする文化がある…
文章芸術です。

こうしたちょっとした表現の違いに傷ついたり…
逆に…
その心遣いの細やかさに涙する時もあります。

人の気持ちを思い浮かべる時にも…
決めつけで考えてしまう時もあれば…
言葉や表現の変化などから…
環境の変化や心境の移り変わりをぼんやりと捉える事もあります。

言葉は…
時に曖昧で…
時に明確で…
その言葉を遣う人の
性格を否応なしに映し出します。
でも、
普段はそんなに意識はしないものです。
一々、
気にしていたら疲れてしまいますもの…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?