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何を食べる?【肉を食べるとは。】

よく言われていることですが、私たちが食べているお肉は、どこから来ているのでしょうか。
フィンランドに来てからは、環境問題への影響の大きさを理由に肉を食べる機会がだいぶ減りました。
畜産業による環境負荷が多大なことは、今や広く知れ渡り、情報も調べればすぐに見つかるでしょう。なので、今回はそれについては長く書きません。
ただ、ヨーロッパでは、肉食の歴史が日本に比べて長いことや、環境問題への意識が高いことから、日本に比べてベジタリアンやビーガンの人がとても多いことに驚きました。

今回は、肉に対する私の姿勢について述べたいと思います。ちなみに私は、ベジタリアンでもビーガンでもありません。どちらかと言えば、フレキシタリアンと言って、普段は肉や魚は食べないけれど、機会によっては食べることもあると言った感じです。ちなみに、魚は大好きですし、肉も好きです。でも、野菜や豆や穀物も大好きで、肉が無くても困ることはありません。ただ、小麦粉や油で重い洋食では、肉無しでも満足するのですが、日本食のようなあっさりした料理の中では、肉のうまみの重要性に気づきもしました。ホストファミリーも毎日肉を食べるような人ではないので、ヘルシンキでは、普段は野菜メインのシンプルなフランスの家庭料理を食べていました。日本の実家では、父や弟が肉が無いと文句を言うような家庭だったので、この経験で肉が無くても十分立派な食事になることに気が付きました。また、学食など選択肢がある場合には、常にベジタリアンメニューを選択するようになりました。ちゃんとメニューとして確立するくらいなので、とてもおいしいです。

庭で取れた野菜を使ったベジタリアンバーガー!

ただ、私たちもお肉を食べる機会はあります。ヘルシンキでは、農家さんが直接売りにくるRekoと呼ばれる移動市場のようなものが二週間に一度あるので、そこで売っているローカルでオーガニックなお肉を買ったり、本当に作りたい料理がある場合には、スーパーでもお肉を買ったりします。

ヘルシンキの移動市場Reko

畜産による環境への影響は、もはや無視できるどころか、温室効果ガスの排出面では14%にも登ります。(FAO)しかし、工夫次第で、環境への負荷の少ない肉を生産している方もいます。肉への向き合い方、食べ方を今一度考える機会を作ってみてはいかがでしょうか。(日本ように安く豆腐が食べたい!)

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