「他人に興味が持てない」と思っていた、けれど。
「私は、他人に興味が持てない。」
そのような自己認識がありました。
身内や、数少ない深い話ができる友人は
別です。
例えば、職場で関わる人に対して
雑談を振ることもほとんどなく、
仕事上のやりとりはそつなくこなし
深入りはしないスタイル。
そんな私は街へ出ると、
自分の世界に浸りながら
行動します。
すれ違う人の顔を見ることも
ほとんどありません。
電車で偶然隣に座った人や、
目の前に座った人にも、
興味を持ちません。
以前、
「電車の中で人間観察するのが趣味」
と楽しそうに話されていた方がいました。
大きな衝撃を受けました。
そんな発想が
私にはあまりにも無かったからです。
自分ごととして、
「他人からあまり見られたくない」
と思っているため、
「自分がされたくないことは、相手にもしない。」
というマナー的な感覚でさえいました。
ものはためしと電車の中で
「人間観察」
をしてみたことがあります。
…
秒で飽きました。
何が面白いのか全く分からない。
そのあとすぐ、
自身の思考の世界に浸りました。
ひとりの世界は
とても居心地が良いのでした。
「他人に興味を持てない」
そんな私がいま、
「他者に喜んでもらえる方法」
を探しています。
じぶんの得意をより生かして
誰かの役に立つことができて
それで喜んで感謝してもらえて
自分も嬉しい
そんな幸せループの中で
日々を過ごすことができたら
そんなことを、
夢見ているのです。
ただ、
心の中にひとつの疑問が浮かびました。
「他人に興味を持てない人間が、
他者に喜んでもらうことなんて、
できるのか?」
…
(詰んでいる?)
頭に浮かんだもやを振り払うべく
これまでの経験を振り返りました。
過去にヒントを探したのです。
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