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昔の名前で出てません

ご訪問ありがとうございます。
今日は、金曜日に偶然再会した、昔アルバイトさせてもらった場所で知り合った方とのエピソードを書いておこうと思います。


普段は、いつも、建物の中や、電車の中、カフェの中や、映画館の中とか、入り込む生活が板についた私でありますが、たまには、日光を浴びないと健康に悪いので、秋のポカリポカリとした日中に公園のベンチに座り、ボスのカフェオレを飲んでました。

「えー!RIAさんじゃないのかなぁ?」

(え!)

見ると、まっピンクのジャージの上下を来たぽっちゃりしたご婦人がいました。
ドロンパかと一瞬びっくりしました。

よく、見たら、ドロンパではなく、わたしが学生の時、バイトしていたホテルにいたご婦人でした。

「三崎(仮名)さん?わあ、お久しぶりです」

「あ、いまは、三田(仮名)なんよ。」

と、、ドロンパじゃなかった三田さんが答えました。手には、可愛いダックスフントのリードを握っていました。

「もう、10年くらいになりますよね。まだ、お勤めなんですか?」

「コロナで、シフトを減らされるし、上も変わったし、出退勤管理もさ、なんか、パソコン?で、自分らでやらなきゃならなくなってさ、面倒くさくなって、やめちゃったわ!」

「そうなんですか。この、二、三年は、劇的に厳しい年になりましたもんね。」

「お父さんも、定年で、家にいるしねぇ。あー、うっとおしいから、出てきたんよ」

「ワンちゃん、可愛いですね。お名前は?」

「ブラッド!ブラッド・ピットからもらったんよ」

「ブラッド、、、。ブラッドくん!」

呼びかけましたが、人見知りするのでしょう。
無視されました。あらぬ方向を見ています。

三田(仮名)さんは、わたしがバイトで入ったときにいた古株のパートさんで、バイキングレストラン、メイクなどを担当されていました。いつも、休憩室で
机にうつぶせになり、寝てるから、私達は、悪いなぁと思い、ひそひそ声でお喋りとかしていました。

しかし、時々、「それは、EXILEのアキラよ!」とか、うつぶせになったまま、会話に加わってくるので、密かに「眠りの小五郎」と、異名がありました。


「懐かしいね!いつも、ここにいるの?」

「今日は、たまたまです。また、お会いできたらいいですね。」

「そやね!あっ、もう、こんな時間や。帰って買い物行かな。ブラッド!帰るで!」

ブラッドくんは、あらぬ方向を見て、動きません。

「ブラッド!カム!」

「ブラッド!」


「ちくわ!!」


三田さんがちくわと言うと、ダックスフントは、さっさと家の方向にむかいました。

三田さんと、ちくわくん、じゃなかった、ブラッドくんを見送ったわたしは、買い物のために、駅方向にむかいました。


「記憶」って、なにかのきっかけで、いろいろと思い出すものですね。わたしは、その日の晩、いろいろとバイト時代のことを思い出しました。

また、noteにも、記して行こうと思います。


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