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赤ちゃんと外食を楽しもう♪

赤ちゃんの外出は1ヵ月健診が済んでから少しづつ増えてきますが、人混みの多い場所は感染症のリスクが高まります。
一緒に外食するときは混んでる時間帯を避け、事前にHPなどで店舗情報を確認してから行くようにしましょう。

まずは赤ちゃん連れOKなのかを確認

ずーっと家の中で子育てしていると、お天気の良い日などは特に気分転換で外食したくなりませんか?
ただ、その前に行きたいお店に赤ちゃんを連れて行けるのか、チェックが必要です。

下記のお店は調べなくても赤ちゃん連れOKです。
・ファーストフード店
・ファミレス(洋食系、和食系、中華系など全般)
・回転寿司チェーン
・焼肉チェーン
・ショッピングモールやサービスエリアのフードコート

確認が必要なのはドレスコードがあるレストランや和食店など、静かで落ち着いた雰囲気のところ。
時間帯に限らず子ども連れだと入店できなかったりします。
お客さまの中には、お料理だけでなく、非日常を味わえる店内の雰囲気も楽しみに来るかたがいます。
大人だけでゆっくりお食事を楽しんでもらいたいレストランがあることは理解しましょう。

ドレスコードがあるレストランなどは
要チェック

また、行列ができたり常時混雑しているお店も入店できない場合があります。
仮に入店OKだとしても長時間、行列の中で赤ちゃんと一緒に待つのは大変です。
入ってからもゆっくりできずに、食べたらすぐに出なければなりません。
赤ちゃんがぐずってすぐに食べられずに焦ることも…。
楽しく外食するには、赤ちゃんのことを最優先に考えるようにしましょう。

ここでひとつ、私の失敗談を。
確か長女が生後5ヵ月頃のことです。
遠方の親戚を含めた親族との会食が、ホテルのフレンチレストランでありました。
娘が生まれてから一度も外食していなかったのと、親戚に娘を見せたかったのもあって連れて行きました。

レストランに着くとベビー用ハイチェアを用意してもらいましたが、娘はまだお座りが出来ずに座れません。
そこで片手で抱っこしながら食べることにしました。
しばらくするとギャン泣きしだしたので、スープが冷めることを気にしつつも離席。

もしかしたらおなかが空いているのかもしれないと、トイレの中で便器のフタを閉じ、そこに座って授乳しました。
そのあとは、便器のフタの上でおむつ交換。

当時はおむつ交換台が普及する前の時代なので、それしか方法はなかったんです。
寝返りしそうな娘を抑えながらおむつ交換したのを覚えています。

席に戻っても、抱っこしたまま座ろうとすると泣くので、ずっと立ってあやしていました。

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結局、ほとんど食事ができずに帰る羽目に…。
その間、お店や親せきの人たちは優しく気遣ってくれました。
周りのテーブルのお客さんたちも「赤ちゃん、可愛いですね」と声を掛けてくれました。
でも私自身は「みんなに迷惑をかけてしまってる~」と、焦ってばかりでちっとも気が休まりませんでした。
行く前に、「きっとおとなしく寝てくれるだろう」なんて、どうして思ってしまったのか…。

赤ちゃんは、時と場所を選ばずにぐずったりするものと考えると、やはりファミリー層をターゲットにしたお店を利用するのが安心です。
今ならネット検索でお店の状況がすぐにわかるので、便利な時代になりました。
事前に調べて行けば、準備もできるし慌てることもなく楽しめるでしょう。

意外と多い赤ちゃん歓迎のレストラン

最近では「赤ちゃん歓迎 レストラン」などと検索すれば、たくさん赤ちゃん連れで利用できる外食店があります。
「キッズコーナー」「プレイコーナー」「遊び場」なども追加すると、子どもが楽しめるレストランも見つかります。

遊んでいる様子をモニターで見られると安心

周りに気兼ねなく食事がしたい場合は「個室あり」「お座敷個室あり」なども検索ワードに入れるとよいでしょう。

ただ、お座敷個室には掘りごたつタイプもあります。
大人は座りやすいですが、ハイハイなどを始めた赤ちゃんですと転落しやすいので注意してくださいね。

お子さま用の離乳食メニューや飲み物があるかも調べておくと便利ですよ。
アレルギーがある場合は、入店時にその旨を伝えれば、持参した離乳食を食べさせてあげることができます。

離乳食用に、大人の食事から取り分けてあげたい気持ちはわかりますが、赤ちゃんには塩分が強かったりします。
まだアレルギー体質かわからない場合もありますから、控えるようにしましょう。

子ども用チェアを使えるのはいつから?

ファミリーで利用できる外食店は子どもが座れるチェアが用意されています。
主な子ども用チェアの種類は下記となります。(家庭用は省略)

・ハイチェア
・ローチェア(お座敷などのお店にあり)
・木製ブースターシート
 (ベンチシートとテーブルに固定)
・プラスチック製ブースターシート
 (大人用チェアに置く座部のみ)

ハイチェアやローチェアの主な使用開始月齢は、お座りが出来てから(概ね7ヵ月)5才(60ヵ月)までです。
ブースターシートは、お座りが出来てから(概ね7ヵ月)3才(36ヵ月)までです。

その他、ショッピングモールのフードコートでは、ショッピング用のベビーカートがチェア代わりに使用されていたりします。
リクライニング付きカートはお座りができる前から使用できますが、メーカーによって使用期間が異なります。
開始月齢では生後2ヵ月または4ヵ月から、使用終了年齢は2才(24ヵ月)、3才(36ヵ月)、4才(48ヵ月)など様々です。

ガードとベルト付きのハイチェア
木製ブースターシート。
プラスチック製ブースターシート。
ハイチェアにベルトで固定するなど。
リクライニング付きカート。

上記のショッピングで利用するリクライニング付きカートは、食事のチェア代わりにもなって便利かもしれません。
でも、ストッパーが付いていないタイプは、お食事で使用するときに注意が必要です。

子どもがテーブルに手を掛けて自分が座っているカートを動かしてしまうおそれがあるからです。
食事中に座っているカートが動くのは危ないので、子どもから目を離さないように気を付けましょう。

子ども用ハイチェアは足置きに足を乗せていた方が安定した姿勢で食事ができます。

ただし、デメリットもあります。

子どもが足置きに置いた足で踏ん張って、抜け出してしまうおそれがあるからです。
赤ちゃんのうちは足が着きませんが、足が足置きに届くようになったら注意してくださいね。

セルフフードサービス店を利用するときの注意

フードコードやファミレスなどセルフフードサービスのお店では、あとから注文した食事を注文カウンターまで取りに行くことがあります。
自分以外に大人(パートナーや祖父母など)がいれば、赤ちゃんを見ていてもらえます。
でも赤ちゃんと自分だけ、または上の子もまだ小さかったりした場合はどうしますか?
ちょっとだから大丈夫と思って、赤ちゃんをチェアやカートに座らせたまま離れたくなりませんか?

保護ベルトやガードは子どもが抜けにくい構造になっていますが、完全ではありません。
大人が自分1人の場合は、面倒でも赤ちゃんを連れて食事を取りに行くようにしましょう。

赤ちゃんを抱えて持ちきれない場合は、お店の人に運ぶのを手伝ってもらえるか事前に聞いてみましょう。
その場合、やはりお昼時など混雑した時間帯はなるべく避けた方が良いです。
お手伝いしたくても忙しくてできない場合があるので。

ベビーカーで来店した場合

前述で子ども用チェアの開始月齢をご紹介しましたが、リクライニング機構がないチェアはお座りできないと座れません。
ほとんどの外食店の子ども用チェアはリクライニング機構がないので、それにあてはまります。
お座りが出来ない時の赤ちゃんは、抱っこしたまま食事をするか、ベビーカーに乗せたままが多いかと思います。

抱っこしたままだと食事しづらい

ベビーカーで入店した場合、テーブル席のチェアが移動できれば、スタッフにお願いして1脚チェアを外してもらい、そこにベビーカーを入れるようにしましょう。
そうすれば通路の妨げになりません。

ファミレスなど固定されたベンチシートが設置してある場合は、なるべくベビーカーを畳んでおくようにしましょう。

通路幅が広かったり、周辺の席が空いているなどして通路の妨げにならないのなら、無理に畳まなくてもかまいません。
それにはやはり混雑する時間帯を避けて行くのがいいですね。

ベビーカーに赤ちゃんを寝かせたまま
食事している様子

ベビーキープ、おむつ交換台のチェック

食後にトイレを利用したい、または赤ちゃんのおむつ交換をしたいときがあります。
事前にHPなどでベビーキープやおむつ交換台があるか確認しておくと安心です。
HPに記載がない場合は、直接お店に連絡して確認してみましょう。

おむつ交換台が設置されている
回転寿司チェーンのトイレ

授乳できるかのチェック

事前に授乳してから食事に出かけるのが一番ですが、法事や買い物のあとにお食事する場合もあります。
頻繁に授乳する乳児の頃は、個室のあるレストランなどをお勧めします。

ただ、個室レストランがそんなにあるわけでもありません。
最近は授乳しているのがわかりにくい授乳服や、全体を隠せる授乳ケープなどがあります。
個人的にはそれらを利用すれば、周囲に配慮しているとみなされ問題ないと考えています。

もちろん、それでも周囲の視線が気になる方がいるでしょう。
お店によっては背もたれが高いベンチシートが設置されていたりします。
座ると、ほぼ授乳しているのが隠れます。
お店の人にお願いして、店内奥のベンチシートが空いていないか確認してみるのもいいですね。
また、完全母乳でない場合は、持参のミルクで対応しましょう。

自分でミルクを飲む赤ちゃん

離乳食や果汁を持参してお店で上げたい場合は、必ずお店に確認してからにしましょう。
メニューに離乳食があるお店などは、持ち込み禁止だったりします。

赤ちゃんがぐずりだしたら

前述で私の失敗談として、食事が出来ずにずっと立ってあやしていたと紹介しました。
新米ママのころはまったく対策が思いつかなかったんですけどね。😓

赤ちゃんがぐずりだしたら、興味を示すモノなどで気分をそらす方法が効果的ですよ。

普段遊んでいるお気に入りのおもちゃなどを持参するのが良いですね。
ただ、硬いおもちゃですとテーブルにガンガン叩いたりしてしまうことも。
手に持てるくらいの小さなサイズで、柔らかいおもちゃがお勧めです。

一番興味を示しやすいのは、親がいつも使っているスマホ。
赤ちゃんは親が触っているモノに興味深々なんです。

でも赤ちゃんにとってスマホは、ブルーライトや電磁波の影響など不安要素がありますよね。
影響の真意はわかりませんが、長時間、赤ちゃんに持たせていたら影響が出てくるのかもしれません。

そこで、赤ちゃんの目から少し離した位置で、赤ちゃん用動画を流してみてはどうですか?

ぐずったり泣いていたのが、動画に興味を示し、おとなしくなるかもしれないですよ。
その場合、にぎやかな店内であっても音量は控えめに。
下記の動画は私の孫には100%効果があったので、参考までにご紹介します。
(赤ちゃんにもよります)
だるまさんがころんだ! (youtube.com)

上記で紹介したリンク先と写真の動画は異なります。

近くの公園でピクニック

お天気の良い日は店内ではなく、外でレジャーシートを敷いてお食事するのも楽しいです。
近くの公園でピクニックするだけで親子とも気分すっきりすることも。

桜の季節になるとベビーカー連れの親子が近くの公園にも沢山いました。
赤ちゃんも気持ち良さそうでしたよ。
日中、外に出るだけで、赤ちゃんは夜ぐっすり眠れたりします。

さあ、赤ちゃんと外で楽しいお食事タイムを過ごしましょう♪

地元公園でのお花見風景

赤ちゃんとのお出かけデビューを応援♪|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)

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