非認知能力を高める方法
非認知能力とは、コミュニケーション能力や忍耐力など、数値で計測することが難しい能力のことです。ジェームズ・ヘックマン教授による実験により、子供が社会的な成功を収めるために必要なのは幼少期のIQではなく非認知能力なのではないかと考えられています。
実験によると、質の高い就学前教育を受けた子供はその後の人生において、収入、持ち家率、学歴、既婚率、高校卒業率が非対象者よりも高く、逮捕率は非対象者よりも低かったそうです。
なぜ質の高い就学前教育で非認知能力が上がるのか。それはおそらく認知的な負荷が脳にかかったためだと考えられます。この実験で重要なのは「就学前」という部分ではないと僕は考えています。非認知能力の効果が実績など目に見える結果に表れ始めるには10年以上の長い期間が必要なのだと思います。
つまりは成人していたとしても、諦めなければ今からでも非認知能力は高められるのです。
では具体的にどうすれば非認知能力を高めることができるのか。非認知能力を高めるためには脳に認知的負荷をかけなければいけません。分かりやすく言うと精神的に疲れる必要があります。
具体的な方法は何でもいいと思います。とにかく意志力を使って精神的に疲れればいいんです。
・運動
・遊び
・勉強
・音楽
・読書
・記録を付ける(食事の記録、体重の記録、行動の記録など)
これ以外でも大丈夫です。
IQなどの認知能力は老化によって低下していくことがありますが、非認知能力は上昇することはあっても低下することはまず無いと思います。自分や子供にとってこれほど投資する価値があるものはそうないでしょう。
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