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【映画#63】「踊る大紐育」『あの空の下で』より

こんにちは、三太です。

今日から新学期が始まります。
先週からこの日に向けて、(もちろん1年間全体に対しても)準備をしてきました。
3年生が卒業して、また新たな新入生を迎えます。
どんな出会いがあるのか、楽しみにしている今日この頃です。

では、今日は『あの空の下で』に出てきた映画、「踊る大紐育」を見ていきます。
『あの空の下で』に出てくる14作の映画のうちの5作目です。

4作目は「小さな恋のメロディ」なので、既出です。

基本情報

監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
出演者:ゲイビー(ジーン・ケリー)
    チップ(フランク・シナトラ)
    オジー(ジュールス・マンシン)
    アイヴィ(ヴェラ=エレン)
    ヒルディ(ベティ・ギャレット)
    クレア(アン・ミラー)
上映時間:1時間37分
公開:1949年

あらすじ

ニューヨークに降り立った水兵3人組。
チップ、ゲイビー、オジー。
たった一日の休暇を満喫するため町にくりだします。
チップはタクシー運転手のヒルディ、オジーは学者のクレア、そしてゲイビーはミス地下鉄のアイヴィと、それぞれニューヨークで一緒に過ごす女性と出会います。
ヒルディとクレアとは一緒にいることができるのですが、アイヴィは事情があって、途中からゲイビーと離ればなれになります。
ショックのゲイビーをなぐさめる5人。
そんな中、歴史博物館で起こした事件によって、警察に追われることになります。
アイヴィとゲイビーはどうなるのか・・・。
6人の運命はどうなるのか・・・。

設定

・ミュージカルが基調
・恋愛
・舞台はニューヨーク

感想

エンパイアステートビルなどニューヨークの名所を回りながら、ミュージカルが基調となって、恋愛が描かれるとても楽しい映画でした。
そして、ちゃんと伏線がきいているところも、ストーリーの展開として良かったです。
若干展開が強引なところもあります。
例えば、チップとヒルディの出会いなど、タクシーに乗ってほぼ一目惚れって感じですし。(ヒルディはいきなり家に誘ってきます)
ただ、強引なところが逆にユーモアを与えるような感じもあって楽しいです。
肩の力を抜いて、たくさん楽しめるポイントがあります。
終わり方も「え~!なるほど・・・」って感じです。

ニューヨークビビビと来たれ猫の恋

その他

・ミュージカル映画

ウィキペディアより
→1944年のブロードウェイ・ミュージカル作品『オン・ザ・タウン』を原作としているが、ストーリーや楽曲は大幅に変更されている。

『あの空の下で』内の「踊る大紐育」登場シーン

短篇のタイトルの一つとして出てきます。
 
吉田修一が書いた「踊る大紐育」は、小沢尚人という語り手が雨宮という友達とアメリカ横断をする話です。
この横断中に些細なことで二人は喧嘩をしてしまいます。
雨宮と別れ、尚人は孤独に一週間ニューヨークで過ごすはめになりました。
ただ、禍転じて福となすではないですが、マックで日本人の女の子と出会います。
バレエに打ち込む彼女と楽しく過ごして、感謝の気持ちを携え帰国の途につきます。
映画との共通点としては「ニューヨークで女の子と出会う」「女の子がバレエをやっている」(アイヴィはバレエを習っていました)「地下鉄が出てくる」「伏線が回収される」ということが挙げられると思います。

吉田修一作品とのつながり

・ある町を舞台としているということ。

以上で、「踊る大紐育」については終わります。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

画像の出典:Amazon「踊る大紐育」  

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