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【映画#61】「モダン・タイムス」『あの空の下で』より

こんにちは、三太です。

昨年度に色々と体の不具合があって、一念発起してそれなりにしっかりとダイエットをしました。
そのおかげで一時期は7㎏ぐらい痩せました。
そして良い感じで生活できていたのですが、最近じわじわとリバウンドしてきました。
自分でも明らかに食べる量が増えていることがわかります。
どうしよう、ぼちぼちもう一度頑張らないとなと思っている今日この頃です。

では、今日は『あの空の下で』に出てきた映画、「モダン・タイムス」を見ていきます。
『あの空の下で』に出てくる14作の映画のうちの2作目です。

基本情報

監督:チャールズ・チャップリン
出演者:チャーリー(チャールズ・チャップリン)
    浮浪少女 (ポーレット・ゴダード)
    キャバレーの主人 (ヘンリー・バーグマン)
    工場の技師 (チェスター・コンクリン)
    製鉄会社社長 (アラン・ガルシア)
上映時間:1時間23分
公開:1936年

あらすじ

はじめに「人間の機械化に反対して個人の幸福を求める物語」というナレーションが入り、映画が始まります。
チャーリーという男がある工場で働いているのですが、色々とへまをして周りを困らせます。
そのチャーリーがストライキに巻き込まれ、ひょんなことから警察に捕まります。
拘置所に送られたチャーリーは、そこで脱走を企てた囚人を見事に捕まえ、無事拘置所を出られるようになります。
そこで孤児となったある女性と出会います。
この二人がなんとか二人で幸福な人生を送ろうとするのですが・・・。

設定

・ユーモラス
・職がないことによる貧困
・社会へ上手く適応できない者

感想

機械化への皮肉が込められた映画なのかなと思いました。
ただ、そこまで深いメッセージを読み取るまでもなくチャップリンの演技がとても良いです。
ほとんど喋らないのですが、その動きや表情だけでどんなことを言いたいのかが伝わってきます。
そして何よりユーモラスです。
拘置所にいたチャーリーと牧師夫妻のお腹の音のやり取りなど、現代にもあるような感じでとても面白かったです。
他にも「牛から直に牛乳を入れる」や「湖にボシャリ」など面白いシーンはたくさんあります。
このユーモラスなところだけでも存分に楽しめる映画です。
前回見た「自転車泥棒」とつなげて考えるならどちらにも共通するのは仕事がないということです。
それで多くの人が困っています。
これらの映画が作られたときの問題意識はそこにあったのかなと思いました。

歯車に新入社員流されて

その他

・基本的に出てくる役者は話さない。(最後に少しだけチャーリーは声を出す)

・チャップリン演じるチャーリーの動きが素晴らしい。

ウィキペディアより
→喜劇映画

『あの空の下で』内の「モダン・タイムス」登場シーン

短篇のタイトルの一つとして出てきます。
 
吉田修一が書いた「モダンタイムス」は語り手が15年前に小さな駅の待合室で出会った男性のことを語る物語です。
待合室で男性と二人きりになって少し会話が展開たところから、たまにふらっと飛行機で旅行に出ており、ちょうど今もその最中なのだということを聞きます。
語り手は男性の背後に東京を感じ、憧れを抱きます。
そして、その男性が自動車会社で勤務しているということも聞き、内実はわからずその会社名だけで、これにもすごいなという思いを持ちます。
時は流れ現在。
語り手は不動産会社に勤務して同僚と家の売り込みをしています。
そこで回っていたのがかつて出会った男性が勤務していた自動車会社の社宅。
当時は憧れを抱いているだけでしたが、今では自動車会社には色んな働き方・身分の人もいるということを知っています。
当時は飛行機に乗ったり大手に勤めたりということで単純に男性に憧れを持っていましたが、本当のところはどうだったのかなという思いも持てるようになっていました。
あと少しオチまでは続くのですが、大まかな内容はこのような感じです。
映画との共通点としては「工場のライン作業員が出てくること」が挙げられると思います。

吉田修一作品とのつながり

・女性(浮浪少女)の実の親の不在

以上で、「モダン・タイムス」については終わります。
チャップリンのすごさを感じられる映画でした。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

画像の出典:映画ドットコム「モダン・タイムス」 

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