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春のような温かさがいつもある学校に… どんなことにも、進んで飛び込んでいく 〜心の宝物157

🌷寒風に、頬を真っ赤に


山に囲まれた小さな学校
11月の声を聞くようになると、山の学校は一気に寒さが募ります。子供たちの装いにも、日に日に冬の色合いが濃くなってきます。
2年生の彼女は、ボンボンのついたかわいらしいニットの帽子をかぶって元気に登校してきます。冷たい風にたたかれた頬は真っ赤です。和歌に出てくる「丹頬」(にほ)という表現がぴったりの、生命力にあふれた笑顔で、「おはようございます!」と挨拶してくれる姿から、児童玄関全体に温もりが広がるようです。

🌷どんなことにも、進んで飛び込んでいく


それがいいと思い定めたら、どんなことにも、進んで飛び込んでいく。彼女には、そんな活力がありました。運動会のコールに対する大きな返事、地区の人総出で競う綱引きのときの、小さな全身に込めた力と、必死な表情は、ひときわ目を引き、参加した人の感動を誘いました。

地区に残る歌舞伎座を会場に、市内の高校の吹奏楽部をお願いした演奏会では、その頃流行していたアニメ「妖怪ウォッチ」の主題歌の演奏に合わせて、彼女が最初の一人となって踊り出しました。その輪が広がって、お招きした地域の方を含めた会場全体の熱量が上がり、思い出に残る会になりました。

いつどこで出会っても、あなたの表情から、声から、言葉から、温かく優しいものが伝わらないことはありません。いろいろなことに興味を持ち、質問し、挑戦してみる。失敗を恐れないし、失敗してもくじけない。
あなたの、そんな素敵なあなたらしさは、あなたが思うよりもずっと、大切でかけがえのない才能だと思います。

あなたが生きて、大人になっていくこれからの世の中で、あなたらしさが、一層輝きを増して、あなたとあなたの大切な人を幸せにする力となると確信します。

そんな思いでお伝えしました。

かけがえのないあなたへ。
素敵なきらめきをありがとう。
出会ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
どうか、ありのままで。
どうか、幸せで。

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