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親が怒鳴り込んできた!!今日の出来事から学ぶ、各家庭の教育観。

私は、小学校で指導教諭をしています。
noteでは、
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

以前こんなことがありました。

放課後、ある家の保護者(父親)が
血相をかけて、職員室にやってきました。

それは、
19時ごろに、教室の鍵がないことに気付いた担任が
放課後に忘れ物を取りに来たA君の家に
電話をして、事情を聴いたことが理由でした。

鍵は、工事関係の人に貸し出していたので無事に見つかり、
そのことを伝える電話をかけなおしていたのですが、

A君が、「疑われた。」と腹を立ているというのです。

怒る父親
謝る担任、管理職。

私はその場にいなかったため
全てを見ているわけではありませんが…

担任としてできること

もちろん、担任がどのように確認したかは分かりません。
もしかすると、その言い方(確認の仕方)がよくなかったのかもしれません。

今回の場面では、
①ものの管理をきちんとすること(直接の受け渡しなど)
②確認の仕方に気を付けること
③ものが見つかった際には、お礼(謝罪)を気持ちを込めてすること

などが大切だったのかもしれません。

親としてできること。どんな子になってほしいのか。

今回の話を聞いたとき、
私は、父親はA君をどんな子に育てたいのか。
というのを強く感じました。

ものがなくなったときに
「〇〇がどこにあるか知らない?」とか
「最後に使っていたのはいつかな?」などと
確認して回ることはよくあることです。

その時に、
「〇〇君、知らないかな?」などと声をかけられることもあると思うのです。

実際に、私はそう声をかけられたこともあるし、
自分が声かけたこともあります。

声をかけられたときに、
「疑われた!!」と腹を立てても仕方ありません。

今回の場合だと、
子どもの話を聞いたうえで、

「そんなこともあるよ。」
「ものがなくなったら、その行動を追う。当たり前のことだよ。」
「協力してあげたんだね。」

ぐらいでいいのだと思うのです。

疑われたとショックを受けているなら、
「疑ってるわけでなく、確認したんだよ。」
「そんなことで、一喜一憂しなくていいよ。」

そう言えることも大切だと思うのです。

そのうえで担任の言い方(確認の仕方)が悪かった場合は、
怒りをぶつけにくるのではなく、
「家ではこんな様子です。
 当たり前のことで、確認しただけだよ。と伝えています。
 それでも、~~なふうに伝えてくれると…。」と
冷静に話し合う場面が必要だと思うのです。

ストレス耐性を上げるという視点。

子どもが生きていくうえで必要な力の1つ。

それがストレス耐性です。

詳しくは

ストレス耐性をあげておくことは、
社会に出た時にも求めらえる力です。

今回の場合だと、
視点を変えて考えることで、物事の捉え方を変える。
ということです。

親として
子どもが
怒ったり、傷ついていたりすると
心がざわつくことは間違いありません。

子どもの思いを受け止めるように聴く。
これはもちろん大切です。

そのうえで、気持ちを
・切り替え方を学ぶ場面
・自分の思いを伝える場面と捉えて
声をかけるのも大切なのかもしれません。

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