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嫉妬心との向き合い方は、親から学ぶ

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

子どもが親から学ぶものって多い。

子どもが親から学ぶものは本当に多いですよね。

大きく書くと…
・考え方
・価値観
・生き方
など、親の影響なしに子どもが育つなんてことはあり得ません。

この学ぶことって
よいところも
悪いところも
含まれますよね。

我が家では
妻がきれい好き。
私は片付けが苦手…
という感じです。

申し訳ないことに…
三姉妹とも、私の行動を見て真似してしまったようで
片付けは…。という状況です。

父親として反省しつつも、
「そこは、妻から学んでよ~。」と嘆いています(笑)

意図せずに、
子どもが親から学ぶことってたくさんある
のだと思います。

だからこそ、親が意図的に学ばせるものも
必要
だと思っています。

マイナスの感情コントロールこそ、親から学ぶべき

以前、下のような記事を書きました。

・負けた時
・落ち込んだ時
・思ったように事が進まなかった時
・嫉妬心が出てきた時
など、マイナスの出来事が起き、
マイナスの感情をもった時のコントロールの仕方は
意図的に学ばせておくといい
と思っています。

その中でも、
今回は、

嫉妬心と向き合う

ことについて書いていこうと思います。

嫉妬心をプラスに捉えるようにする。

まずは、感情と向き合おう

嫉妬というは、
「なりたかったけど、なれない姿」
と捉えることができます。

・勉強ができる友達を見て嫉妬するということは、勉強ができるようになりたい。
・人から褒められている友達を見て嫉妬するということは、人から褒められたい(認められたい)。
・何かを行動に移していきいきしている人を見て嫉妬するということは、自分も行動を起こす人になりたい。

などなど、
その姿に憧れているけど、事情があって、できていないということが多いのではないでしょうか。

だからこそ、
その気持ちを見つめなおして、
「なるほど。自分は~~になりたいんだ。(~ができるような人になりたいんだ)。」と
自分を理解するきっかけにできると、儲けものです。

次に、人間観察開始!

自分の嫉妬心に気付き、
自分の心の声を聴いたなら、
次にすることは、人間観察です。

例えば、
人から褒められている友達を見て嫉妬するということは、人から褒められたい(認められたい)
という場面で考えます。

その褒められている人が、
普段からどんな行動をしているのか、
どのように人と接しているのか
これを見て学んでいくのです。

もしかすると、
いろいろな人に積極的に話しかけているのかもしれないし、
謙虚な言動が見られるのかもしれないし、
笑顔を絶やさずに行動しているのかもしれません。

そういう姿を見ながら、自分に取りれられそうなところを少しずつ吸収していくのです。

もちろん、ある場面では反面教師にしもしながら。

そういう繰り返しを行うことで
嫉妬心に落ち込むのではなく、
嫉妬心を利用し、
自分をステップアップさせることができるのだと思います。

子どもの前で、積極的に話してみよう。

子どもに
嫉妬心をもったときの行動について
話をする場面をもつことは大切です。

その際、
「嫉妬したときには、~~してみるといいよ。(~しなさい。)」と
教えるのもいいでしょう。

ただ、子どもが素直に聞きそうにないなら

「お父さんは、~~に嫉妬したことがあってね。そんな時には、~してみたんだ。」とか
「お父さん、この前、~している人を見て、すごいなって嫉妬したんだ。だから、お父さんは、そういう姿になりたいんだって気づけたんだ。」などど
自分の気づきを
さらりと話題にする
というのがおすすめです。

親から、押し付けられる学びでなく、
親が嫉妬心とどのように向き合っているのかを見せることで
子どもが学んでいく
という感じです。

最後に…

親が弱みを見せることで
子どもも弱みを見せてくれるようになります。

もちろん、かっこいい姿を見せるのにも
憧れますし、
そういう姿を見せるように努力している自分もいますが、

弱みを見せることで
好転することってたくさんあるものです。

嫉妬心を感じたら、自分と向き合い、成長の糧にできる。

そんな姿を学ばせてみてはどうでしょうか。

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