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〇学生は、切れやすい⁉

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。

〇学生は、切れやすい⁉

発達心理学者の森口佑介京都大学准教授によりますと、一般的に中学生の頃は小学生の頃よりキレやすくなるそうです。というのも、中学生は小学生よりさまざまな欲求が増えるのに、欲求を抑えるブレーキ役の前頭前野がまだ十分に発達していないからです。

もちろん小学生もブレーキは未発達ですが、欲求するアクセルもまだそれほど強くありません。それでバランスが取れていてそれほどキレないのです。でも、中学生になるとアクセルが強くなりすぎてバランスが崩れ、キレやすくなります。その後、高校・大学と成長するに連れてブレーキ役の前頭前野が発達するので、またバランスが取れるようになっていきます。

反抗期まるごと解決BOOKより一部抜粋


他にも、
中学生になり、心が成長してくると
今までは、言い返せなかったり、言える言葉がなかったりした子どもが
言い返してくるだけの力を身に付けて、
反抗的な態度に出る場合があります。

今まで、大人しかったのに!とか
いい子だったのに!!は、少し違って、
今までも言い返したいことや思っていることはあったけど、
それを伝えるだけの力がなかったということです。

つまり、

中学生は、成長の過程で切れやすい年代

と言えるでしょう。

中学生になるまでに…いや、なってからも。

まずは、中学生になるまでに
自分の気持ちを相手に伝えらえる人になってほしいと思います。

「どうしたいの?」

こういう問いかけにより、自分を見つめなおし、自分で決定する場面を多く作っていくことは大切です。

もちろん、相手に遠慮して上手く言えないこともあるでしょうが、
そこは訓練です。

言いにくい相手にも自分の気持ちを伝えるという訓練を
どんどん繰り返させていきたいものです。


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