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「黙って聞きなさい。」VS「自分の考えを話してごらん。」

私は、小学校で指導教諭をしています。
noteでは、教師と保護者の
2つ視点から、『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。

アクセルとブレーキの同時押し

大人たちが知らず知らずのうちに言っている

「黙って聞きなさい。」
「自分の考えを話してごらん。」

これはブレーキとアクセルを同時にかけることに似ている。

朝の会の前にする朝読書。
シーンとした雰囲気は本当に心地いいです。
そのために
「黙って読みなさい。」と声かけられることも多いはず。
しかし、その数分後の朝の会では、
「元気よく歌いましょう。」とか
「元気よく返事をしましょう。」などと言われることも多いはず。

これは、ブレーキとアクセルと瞬時に入れ替えるのに似ている。

毎年、クラスの子と接していても
これらはすごく難しいと感じている。

反対にこれができる子たちは、なんとすがすがしいことか。

どちらを優先すべきか。

個人的に、どちらかを優先する場合、
それは、アウトプット側だと思っています。

黙って聞くのも、静かな時間を作り出すのも大事。
だから、大前提として
アウトプットのために聴く(読む)という状況を作り出すのが大切だ思っています。

聞いた後は、すぐにしゃべる。
聞いて、思ったことを口に出す。
読んだ感想は、話す。
などなど。

話したいことが、体から溢れているのはすごくいいことだと思います。
それはその子の長所です。

https://note.com/light_auk106/n/n17b7e22a154a

コミュニケーション力については、一部、上の記事で書いています。

親としてできること

それはまず、
コミュニケーション力がどれくらいついているか
という視点で我が子を見てみることかもしれません。

そして、そのうえで
「子どもの話に付き合う」という余裕があってもいいのかもしれません。

そして、次に
メリハリを付ける体験をさせることです。

上で挙げた例に関わらず
アクセルとブレーキは、どちらも大切なものです。

ようは、ほぼ同時が難しいのです。

だからこそ、切り替えスピードを上げる。
この視点も大切にしたいところです。

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