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休職日記54 休職期間を振り返って

診断書では休職期間が6月30日までとなっており、私の休職期間は終了となります。
なんとなく区切りがついた気がしています。
7月の最初の二日間は土日。
この土日は体調を整え、月曜日からの出勤に備えて準備していこうと思っています。(気負い過ぎないようにせねば・・・)
そして先日、前職場に異動の挨拶と荷物等の片づけを行いました。
突然職場に行かなくなったため、仕事も荷物もそのままの状態で強制シャットダウンしてしまった感じでした。
でも、ちゃんとご挨拶できたと思います。
皆さん心配してくださっていて、「休む前の変化にも気づかず、甘えてしまってごめんなさい」と部下には言われました。
上司にも「これからは頑張らないことを頑張ってね。無理しないでね」と声をかけていただきました。
変なしこりも残さず?職場を立ち去ることができたと思います。

休職は自分を取り戻すために必要な時間だった

もし今体調が悪く、毎日不安やイライラで眠れない日々を送っている方には休職することをおススメします。
なぜなら、あなた自身が限界を迎えて悲鳴をあげているから。
私はそうでした。
それでも休むことができずに頑張り続け、自分を蔑ろにし続けた結果、身体が壊れて強制的に止めてくれました。

私は8カ月(2022.11~2023.6の間)お休みしました。
最初の2カ月は家事もまともにできず罪悪感に苦しみ、
次の2カ月は家事は出来るようになったけど人が恐くて引きこもり。
その次の2カ月は仕事をどうするか悩み、一度は退職を決意する。
最後の2カ月は復職を決意し、少しずつ運動や人と会う機会が増え、自分を甘やかしました。

最初はとにかく身体を休めることを優先させました。
その後は休職の原因となった仕事の環境、親との関係、自分自身が抱える問題についてとことん向き合いました。
今まで何が間違っていたのかに気づいた時間です。
私は最も大切にすべき存在である自分をコロしていたのです。
ずっと海の底にいた気分でした。
人生のどん底を経験しました。

本当の闘いは休職期間中

休む前から鬱病になっていたと思いますが、鬱との闘いは休職してから始まりました。
起きている間は罪悪感で自分を責め続けていました。
薬で眠っても仕事の夢で誰かに責められる続ける悪夢です。
自分のダメなところを頭の中で責め続け、生きている理由が分からなくなっていきました。
働いてない自分は生きている価値がない。
誰の役にも立っていない、生産性がない、生きてるだけで罪・・・。
でも身体は動かない、無気力。
何も楽しいことがない日々。
考えることを少しでも止めたくて、スマホを眺め続けゲームやyoutubeに助けられました。

人の痛みがわかる人に

私は自分が休職するまで、「休職したら終わり」だと思っていました。
何が終わりなのか・・・・
会社の人たちにはメンタル病んだ人という目で見られ、腫れ物扱いとなる想像をし、そんなことになったわ終わりだ!と思っていました。
もう普通に働けなくなる。
もう普通じゃなくなる。
私はそんなに弱くない。
とにかく自分をがんじがらめにしていました。
転職も罪な意識でしたから・・・。
実際休んでみると、最初は罪悪感だし人生詰んだと絶望してはいたものの、今っとなては「休ませてくれてありがとう!感謝!感謝!!」です。
そして、誰しもが病気になったりして休む可能性はあるということ。
鬱病に対する偏見に気づいたこと。
人の痛みが分かる人になれたんだと思っています。

先日、元上司に「家にずっと居て何してたの?笑」と言われました。
「私意外と家の中で過ごすの得意なんです」と切り返したのですが、
ひどい一言だったなってあとから悔しくなりました。
健康な人なら暇で暇で仕方なくて、旅行三昧でしょうよ。
遊んでたんじゃないです(いや遊んでてもいいし旅行三昧でもいい)
自分のエネルギーを溜める活動をしていたんです。
エネルギー補給の時間です。

だから、ぼーっとしたり散歩したドラマみたりyoutubeみたりはだいっじな時間なんです。

絶望感と24時間何か月も暮らしてみ?しぬぞ??


とにかく、休職してるからって何も負い目なんか感じなくていいってことを声を大にして言いたかったのです。
それほど頑張ったということですから。
人のために自分のエネルギーを消耗させてしまったんだから、補給しないと。

海の底まで落ちたなら、あとは浮上するしかないのです。


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