【世界は贈与でできている】書籍紹介
7号館です。お盆休みは積読消化であっという間に終わってしまいました。
贈与、と聞くとまずお金が思い浮かぶところですが(少なくとも私は)
本書で扱う贈与とは、愛であったり、人の気持ちであったり、はたまた技術やモノのことです。
私たちの身の回りにあるものすべてが”贈与”であり、その差出人は「これはあなたへの贈与である」ことを教えてはくれません。
普段はそれらに気づけないけれど、気づいたときこそ「贈与を受け取った」瞬間になる。
そして受け取った私たちは、次の差出人となる。
この文明は見えない贈与で成り立っていて、失ってから初めて気が付くもので溢れています。
私たちは贈与に気づくための「想像力」を持たなければならないのです。
自分の過去、今、未来を違う視点で見つめられるような本でした。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
【紹介書籍】
世界は贈与でできている―資本主義の「すきま」を埋める倫理学
近内悠太 (著)
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